25ansからのウェブ転載、
いつも連載でお世話になっている松浦弥太郎さんに
身が引き締まりつつも心が温かくなる
これからの時代の
支えとなるようなメッセージです。
よろしければ是非お読みくださいませ。
7月4日(土)
3時半に起きて仕事スタート。
昨日の夕方、睡眠の師匠・西川ユカコ嬢が
J-WAVEに出ていたのを、ラジコで聴きながら。
早朝のラジオは心地よい。
そのままずるずるとJ-WAVEを流す。
いろいろ素敵な人を知ることができ
世間に疎い私には見聞が広まった。
森崎ウィンさんというミャンマー人の男の子の
日本語の素晴らしさと好青年ぶりにうっとり。
トライアスロン仲間の
山田玲奈ちゃんの番組も聞けた。
朝ラジ活、楽しい。
原稿1本入稿して、
校正1本戻して、無事週末を迎える。
日中はなんとなく夫の仕事の相談に
乗っているうちに過ぎてゆき、
夕方から娘と外出。
自転車のチャイルドシートのレインカバー、
自転車を買った時、
販売キャンペーン特典のような感じで
もらったものだったのだが
先日ジッパーが壊れてしまった。
それで購入した自転車屋さんに行き、
合う型のレインカバーがないか聞いてみると
バックヤードに戻り、少しして
「同じものでよかったら差し上げますよ」と。
YAMAHAからもらったのだが、
YAMAHAの自転車がモデルチェンジしたので
店の商品に合わず、
どうしようかと思っていた、と。
ネットで目星をつけていた代替品は
1万円以上するはずだったので、
めちゃめちゃ助かる!いい店!
そして彼と目が合ってよかった!
夜、夫が外出していたので
久しぶりにテレビをつけると
熊本の大雨による河川氾濫被害が甚大。
家が丸ごと流されたりしている。
暮らしていた人の人生、日常、財産、記憶が全て。
そうこうするうちに私のもとには
サブスクの花が届く。
全てを失った人と、花が届く私。
なんだか複雑な気持ちになる。
彼らが立て直すべき人生を思うと
罪悪感のような感情と、
いつか私に訪れるかもしれない災害を思うと
飾ることの空虚さと。
しかし人はトランクひとつで生きるべきなのか?
テレビで今度は、美術探訪の番組があり、
東京都庭園美術館、旧朝香宮邸の
ラジエーターカバーの美しさを讃えていた。
その後には清心女子大学内の、旧久邇宮邸の
見事な寄木張の床や天井の装飾が出てきて、
暮らしに魂を込めて整えることの
大切さを思ったり。
(案内している清心女子大の学生さんの
仕草や敬語使いの美しさにも見惚れた)
右へ左へ大きく揺れながら、
暮らしとはなんだろうと考えさせられる。
そう言いながらも現実の我が家は
さっき100円ショップで買ってきた
プラスチックのおままごとセットが散らばり、
シンプルさにも芸術性にもつながらないどころか
地球環境にも優しくない状況だが、
それを使ってお料理をこしらえて
「スープ作ったので全部飲んでね」
という娘の心は潤っていく。
それ以上に大切なことなどあるだろうか。
何かが正しいなんて分からなくて、
その都度何かに目を瞑って何かを優先して
選択して生きていくのであろう。
日々小さな、責任ある選択を繰り返す。


