11月19日(火)

朝から知人の車で葉山へ。

南に向かうにつれ、

雨が降りそうだった空はぐんぐん晴れて

カチカチの青空に。

 

ビルズでブランチをしてから、

ビーチへ。

メディテーション・ティーチャーの

資格を目指す友人に、セッションしてもらう。

 

ポカポカと暖かく、

空はどこまでも青くて、太陽が眩しくて

風が柔らかくて、波音がおおらかで。

こんな日ってあるだろうか。

背中をマッサージされるみたいに

波に包み込まれながら、

友人の低くて温かい声に導かれて瞑想する。

まさに心が波に洗われるよう。

永遠に瞑想できそうな心地よさ。

 

瞑想のこと、自然のこと、生きること、心のこと

と書くと何やら宗教的だが、いろんな話をした。

 

話しているうちに、アイアンマンは

とても瞑想的な時間であることに気がついた。

デジタルをオフして、日の出から夜が暮れるまで、

時には雨が降ったりじりじり照りつけたり

1日の自然のバイオリズムを全身で受け入れながら、

右手左手、右足左足を、一歩一歩進める。

その時々の体の痛みや渇きや回復を感じ、

希望や挫折や焦りや虚栄心や感謝や尊敬、

心の変化とひたすら対話し、

ボディとマインドをスキャニングしながら、

1日を過ごす。

「You are Ironman」だったり

「痛みは脳の思いこみ」だったり

「限界と思ったら残り半分」だったり

自分なりのマントラを唱えながら。

またいつか、きっと、あの場所に立ちたい。

今は、あそこに立っていた時間が

かつてあったことに感謝する。

 

毎日少しずつ誤差が出ていた

自分の体内の時計を

グリニッジ標準時にリセットしたような

1日だった。

夜は晩ご飯をサクサクと終えて、

今日締め切りの企画をなんとか提出、

奇跡のような日が幕を閉じた。