5月24日(金)

快晴。珍しくデスクワークの日。

朝から企画、取材アポ入れ、ゲラの校正、写真のセレクトなど。

 

明け方3時ごろトイレに起き、寝室に戻ろうとすると

廊下の暗闇にぼわっと、座敷童子が。

怖すぎて電気をつけたらどうやら本物の娘。

ママと一緒にソファで抱っこして寝たい、というので、

ソファでおしゃべりしながら寝かしつけ。

 

そんな朝。娘なかなか朝食進まず、ヨーグルトしか食べていない。

手をつけてくれそうな食パンとバナナを渡したら、

ママと一緒に食べたいという。

目の前に座って見てればいいのかと思ったら食せと。

ママ、もうご飯食べちゃったんだよねぇと言ったら、

「いっぱい食べなきゃダメでしょ。」

で、やむなくふたりセットを並べて一緒に食べ始めたが

案の定、娘は私のも自分のも適当につまんだだけで、時間切れ。

 

あんまり暑いので、保育園帰りにトランクルームに寄って

夏物衣料を出したあとは、家でデスクワーク。

仕事時間に家事はしないことにしているので

朝ごはんの食べ残しもそのままに。

お昼、昼食を作ろうとキッチンに行くと、

乾きかけていたパンとバナナ、少し食べ×2人分。

捨てるには忍びなく、フレンチトーストを作って食べることに。

無駄に女子度高め。カロリー高め。

 

天気が良すぎて午後はテラスでお仕事。

すべきことは山盛りであるが、

この緑とBGMがあれば、なかなか気分良く働ける。

夕方、スタジオボディデザインへ、トレーニングに。

トレーナーさん、毎日たくさんの人の体に触れると

“もらっちゃう”ことがあって、

普段は接客の都度、塩水で手を洗い、

夜はセージを焚くけれど、それでも、

“あのお客様のあとはくる”ということがあるそう。金縛りにあったり。

私も職業柄、相手の人生のクライマックスのような部分を

短時間で集中的に浴びることが多く、

ゴールはポジティブなものだったとしても、

その過程に必ず困難や苦悶を通るので、

ずっしり飲み込まれてしまう日もある。

肌に触れる人はなおのことだろう。

しかも、トレーナーさんや

エステティシャン、医師とかカウンセラーなど

人の「病や悩みを取り除く」仕事の人は、

365日、「悪いところ」と向き合い続ける。

相当ヘビィだと思う。

 

仕事っていろんな観点がある。

「負を取り除く」仕事と「プラスを提供する」仕事

という分類で見ると、

前者は社会貢献度が高くてポジティブに働ける感じもするが、

自分が奪われていく感じもあるかもしれない。

一方プラスを提供する仕事は、そういうネガティブと

触れ合うリスクは低いかもしれないけれど、

新しいものを生み出す時には弊害もあるので、

何らかの形で地球環境に負担をかけていたり、

糖質とかトランス脂肪酸とか、デジタル何とかとか、

人体に悪影響を及ぼす側面もあったりとか

提供している価値と弊害とを天秤にかけて悩むこともあるかもしれない。

みんなが楽しんでいる時間帯が、自分の働く時間になることも多かったり。

働く時間で言えば、「9〜17時系」と「シフト制」「夜&休日が主役」の仕事では、

プライベートの時間の使い方も独特になるし、

結婚したらパートナーとの生活サイクルとか、保育園問題なんかも全然違う。

働く「場」で言えば、

一日中立ち仕事だったり、あるいは狭い場所、暗い場所に一日中こもる仕事もある。

職業を選ぶとき業種や職種で選ぶのが自然なように思われがちだけれど、

どの軸で見るかで職業選択の幅って全然変わるし、

結局自分が何を大事にしているかを知っていくしかないんだな、と思う。

 

スタジオに行きがけ、MICA&DEALのショウウインドーで

トルソーが着ていたトップスが気になり、帰り道で試着。

同じ色と素材のノースリーブのワンピースを持っていると思いつつ、

アイテムが全然違うし、

「好きなものは好きなんだからかぶっていい(何なら二枚買い)」

というWAKOさんの言葉を励みに購入。

試着用に貸してくれたデニムもサンダルもめちゃ似合ったので

全部連れて帰りたいところではあったが、一旦こらえる。

 

デスクに戻って引き続き、ギリギリまで仕事。

金曜日だし、このお天気だし、できることなら

17時からテラスで飲みたいなどと朝から妄想していたが、

到底叶わず、安定の原稿2本間に合わぬまま保育園へ。

娘といろんな紙ヒコーキを作って飛ばしながら帰宅。

夫はビジネス外食だったが、帰り道から連絡がきて、

一緒に外で飲みたいという。

娘を連れて近所の牛タン屋さんへ。

 

何はともあれ1週間私なりに頑張った。

週末、隙間を見つけて巻き返さなくては。