本日は25ans5月号の発売日。

ゴールデンウィーク感満載。リゾートウェア、ハワイ企画など。

私は粛々といつもの連載を。

松浦弥太郎さんの連載のテーマは「熟練」と「初心」。

初心の中には気づきがあると思う。熟練してなお初心。が、素敵。

植松晃士さんの連載のテーマは、潔癖症で悩む女性。

どうぞお楽しみくださいませ。

 

3月27日(水)

朝、書評の打ち合わせで、本をたくさん持って神保町へ。

ちょうど数日前に酒井順子さんのインタビューを読んで、

酒井さんも書評の連載をしていらっしゃるので、

この一言が書きたい、と思える本を探している、

というようなことが書いてあって、

私も見習おうと、直前までカフェで読み込む。

が、打ち合わせをしてみて気づくのは、

やっぱり私はどちらかというと編集者目線というのか、

読者さんにとってこの本が何か新しい気づきや、

コンプレックスの解消や次の行動につながるか、とか、

今までにない体験を提供してくれるかとか、

この本のカバーに、書体に、著者に、タイトルに、

ワクワクして本を開きたくなるかとか、

この本は他の広告や書店で出会えるかもしれないけど、

こっちの本は、うっかりすると出会えずに過ごしてしまいそうだけど

ぜひ出会ってほしい、とか。

私が思い描くのは想像上の架空の無数の読者さんの、

家でこの書評のページを見ている時の姿や、

書店でその本と出会った時、家でその本を読んでいる時の姿。

原稿を書いている時も。

あなたの影をストーカーみたいに見つめている。家の中を覗き込んで。

キッチンに。ベランダに。ベッドルームに。バスルームに。

そして妄想し続けている。

見えない誰かにラブレターを書き続けている。

 

打ち合わせを終えて午後は別の締め切り原稿と格闘。

お迎えまでになんとか滑り込んだのでした。