皆様如何お過ごしですか。

私は数日前から喉の様子がおかしかったのですが、

ちょっと風邪菌が入ってきてしまったよう。

なのでエリック・サティはやめて、小野リサをBGMに過ごしています。

エリック・サティだともっとしんどくなってしまうかもしれないので笑。

 

昨日は、お仕事でお世話になった、若くしてご病気でなくなった方の

一周忌のお別れの会でした。

本当に愛らしく、素晴らしい方だったので、

なくなったというよりも、かぐや姫みたいに天に帰られたようなきもち。

とはいえ、やはり生きるということについて深く考えさせられます。

永遠に生きると思って学び、明日死ぬと思って生きよ、

という言葉を折々反芻します。

娘と触れ合うとき、部屋が乱れているとき、

甘いものを食べたいとき、人にぶっきらぼうな態度をとってしまったとき・・・。

人生は「今」の積み重ね。

 

さて、昨日はGINGER8月号が発売しました。

 

いつものインテリア連載「季節を感じる暮らし方〜6FEELINGS〜」

はGINGER Webでもお読みいただけますのでぜひご覧くださいませ。

スタイリストの石山とみ子さんに、

いつも素敵なコーディネイトをご提案頂いています。

夏のインテリアのご参考に。

全部買っても10万円しないくらい。ガラッと気分一新だってできちゃうのです。

 

今月はほかに、第一特集の「素敵なコンプレックス」という企画を

お手伝いさせていただきました。

フリーアナウンサーの田中みな実さん、タレントのGENKINGさんにインタビュー。

コンプレックスについてじっくり伺うという濃ゆい時間を過ごしました。

 

他の人がどのくらいコンプレックスを持っているのか、

それに苦しめられているのかなんて、簡単には知ることはできない。

人の内面というのは、とても丁寧に複雑に覆い隠されていて、

特に陰りの深い部分について、私達はなかなか知ることができない。

隠すつもりなんてなくても、自分自身に対してさえ、封じていることも多い。

それと向き合うことは重たいし、暗いし、落ち込むから。

逃げているわけじゃなく、日常生活に支障をきたすから。

でも、ともに生きていくなら、よい付き合い方、あるいは克服の仕方を

考えてみるというのも手だと思う。

田中さんとGENKINGさんに共通して言えたのは、

コンプレックスと半端なく向き合って、徹底的に克服しようとしてきたこと。

少なくとも、コンプレックスを、勲章にしたり言い訳にしたりするのは、

やめたいと思う。

以前テレビで映画監督の紀里谷和明さんが、映画を志望する学生たちの質問に応える、

という番組があって、学生さんが

「絵コンテが苦手なんですけれどどうすればいいですか」という質問をしていました。

紀里谷さんは「うまくなるまで徹底的に描く練習をするだけじゃないの?」

と答えていました。そりゃそうだ!

解消するために自分的にできる限界まで取り組んだのか?と

自問する必要はあると思います。

もちろん絶対叶えられない悩みもあるかもしれないけれど、

GENKINGさんなんて「性が違う!」っていう悩みを抱えていたのに、

それまで変えてしまったんだから!!

その克服に自分がどのくらい時間やお金や労力を使いたいと思うのか、

ってことだって、見えてくるかもしれない。

ああ、別にそれほど重要じゃなかったわ。

やろうと思えばできるけど自分はこれは捨てよう、って思えることもあるかも。

大学生の時、教授に「他人と過去は変えられない」という言葉をもらいました。

そう、自分と、未来は、変えられる。

 

私の担当させていただいたインタビュー以外にも

多くの方のコンプレックスとの向き合い方が取材されています。

ぜひお手にとってくださいませ。

残りの人生、自分らしく、悔いなく生きるために。