今日も気持ちいいお天気ですねぇー!

と言いつつ私は週末から風邪で頭痛鼻水咳。なのに何やら締め切りもいっぱいあって

ちょっと乗り越えチャレンジ中です。本当はお散歩に行きたいような陽気ですよねぇ〜!

 

そんな折、ちょっと休憩でブログ。

Richesse春号発売中。

 

いつも担当させていただいている書評連載です。

今月のテーマは「写真」にまつわる本。

 

今や私たちは、ほとんどの人がスマホか、

少なくともカメラ機能付きのガラケーを持っていて、

もはや瞬きをするように写真を撮る。

昔と違って失敗した写真はゴミ箱ボタンをタッチするだけなので、

気軽にパシャパシャ撮る。

 

うちの娘も生まれた時から写真に撮られ続けている。

歳が行ってから授かった子ということもあってやたらとかけがえがなくて、

こちらもいつ死ぬかわからないので(笑)

一瞬一瞬が奇跡みたいに、冷凍保存したいくらいに大事で。

 

私の小さい頃と似てる?と、実家に帰った時にアルバムを引っ張り出す。

ベルベットの表紙に、金の刺繍で「ゆりこちゃんのあゆみ」と施されている。

数ヶ月か半年に1枚程度のセピア色の写真が、並んでいる。

青い万年筆で「ゆりこ 0歳7ヶ月、◯◯にて」などとメモ書きが添えられている。

そんな少ない機会の割には家の駐車場での写真とか(笑)、

どうでもいいような場所なんだけど、

でもなんとなく、その数少ないシーンの中に、数少ない表情の中に、

家族の関係性だとか、その頃の文化やトレンドだとか、その時の気持ちだとか、

なんだかいろんな情報が濃〜く詰まっているのですよね。

 

うちの娘は山ほど写真があって全部かけがえがない瞬間だけど、

でも、ほんの少しの写真っていうのもいいな、と思ったりもします。

 

そんなこんな。

写真について考えることは、思い出や、記憶や、感動や、人生について

考えることになる、かもしれません。

よかったら手に取ってみてくださいませ。