昨日は、毎日放送が25ansと共催して行っている
「神戸コレクション」の取材に伺ってきました。
その詳細は少し先に25ansと25ansウエディングに掲載するので
少しお待ちいただくとして…

会場ではこれまでもともに取り組んできた
国連世界食糧計画(WFP)による広報活動&募金活動が
行われたほか、会場で25ansの年間定期購読を申し込むと
その全額をWFPを通して被災地の支援金に充てるという取り組みをしていました。
その他の協力ブランド各社もイベント内でさまざまなチャリティ運動を行っていました。

WFPの方にお話を伺うと、
通常は世界の飢餓に苦しむ子供たちのために支援をしているこの団体が
国から要請を受けて、震災の復興支援へと力点を移しているとのこと。
まずは自国の元気を回復して、再び世界を支援できるように、と。

そのお話を伺っていて、ふと気になりました。
これまで日本による支援が大きな割合を占めていた
世界のいろんな場所で、今、突然に支援が途絶えてはいないか。

けれどWFPの方のお答は、その心配を覆すものでした。
もちろん、これまでWFPに募金していたお金を被災地支援に回した人もいるけれど、
同時に、「自分の力を誰かのために使おう」という意識が全体に高まり
新たにWFPへの募金をしてくれている方も増えて、結果的に決して減っていないのだそう。

実際、被災地の方で、連絡がつく方には、お見舞いのメッセージとともに
これまで定期的にWFPにしてくださっていた募金を、一時的に停止しましょうか?と
提案なさったそうです。
けれど、それに従った方はほとんどなく、
むしろ、同じ痛みを経験したものとして、
増額を申し出てくださった方もあるほどだったそうです。


会場では、華やかにドレスアップした神戸っ子たちが
定期購読を申し込み、募金をしていました。
その一人に聞くと、16年前、彼女の家も
全壊し、家も職も失った、と言っていました。
でも、家族がみんな元気だったから、それだけで頑張れた、と。
今、被災した方々に少しでも力になりたい、と。

このコレクションの取材に伺ったのは2度目ですが、
そのきっかけを私は知りませんでした。
今回初めて知ったこと。
16年前、神戸が被災し、経済的にも精神的にも大打撃を受けた中、
「神戸はファッションの街。ファッションから、神戸を元気にしよう」と
立ち上げたファッションイベントだったのです。
あのときもらった元気の種を花咲かせて、今、神戸から送りたい。
そんなメッセージのこめられたイベントでした。

誰かに、思いを伝えること、
誰かを少しでも幸せにしたいと思えること、
それができる状況にあること。
きっとそれは、とても恵まれていることなのだと思います。


前段が、とてもとても長くなりました!

明日、そんな幸せを叶えることができます。
だれもが、春のサンタクロースになることができるのです。

被災地の子供たちに、絵本やおもちゃを届けよう!というイベント。
このイベントのルールは「新品」。
新品の絵本や、おもちゃや、遊び道具を、
ちゃんと、買って、プレゼントする。
お下がりじゃなくて、余っているものじゃなくて、
プレゼントを選ぶ時間も気持ちもプレゼントする。

それは送る側の自己満足?
いいじゃないですか!私たちも一緒に幸せになりましょう。

私も友人とともにサンタクロースになってきます。
みなさんも、ぜひ。

六本木、泉ガーデンにて、10日(日)18時~22時。

http://www.beersforbooks.org/events/beers-for-books-for-tohoku