新しくグループが結成されたときには、必ず
一人ひとりにキャッチコピーを付けた。
一人ひとりにキャッチコピーを付けた。
先日リクルートを退職し、
人材活性化コンサルタントとして独立した、
私のアニキぶん、前川タカオ氏の新刊
「サバイバル・コミュニケーション術」より。
彼はリクルートで新しいグループを任されると、
必ず全員と面接し、得意不得意、興味、経験などをヒアリングして
組織図を作った。
その際、全員にキャッチコピーをつけて、
例えば社交的な編集アシスタントの子には
「社内広報担当取締役」というふうに。
こうすることで、個人のモチベーションをあげたり、
役割分担が明確になったりしたそう。
この手法、組織でなくても真似できるもの。
自分にキャッチコピーをつけてみる。
一生使えなくてもいい。今日の自分のキャッチコピーでもいい。
レストランに入る前に、あるいはクライアントにプレゼンに行く前に
どんな「名札」をつけていくか決めておこう。
その日の行動の目的が明確になれば、戦略的に行動できるでしょう。
いままで横並びに見えていた仕事も
「自分にとってどんな意味があるか」と意識して
取り組めるようになるでしょう。
客観的に自分をとらえることで、
相手の立場にたった行動ができるようになるでしょう。
産業カウンセラーの池田朝子さんはこういいました。
会話に座布団を敷こう
話をする前に、「今日は何があっても相手を肯定しよう」とか
「最後に必ず笑顔で帰ってもらおう」とか。
目的がはっきりすれば、言葉尻の行き違いなど気にならなくなって、
会話がずっとスムーズに運ぶのだそうです。
これもキャッチコピーのひとつではないかと思います。
さあ、今日はどんなキャッチコピーを胸に過ごす?