最高を望め、しかし最悪に備えよ


私が中学生のとき、生徒手帳に「はみだしぴあ」のように格言が書かれていました。
その中のひとつで、当時自分の心に深く響いたものです。
きっと当時のことだから、好きな男の子のことだとか、受験のことを想定していたのだと思うけれど。

先日友人と食事をしていたとき、「直感派か、計算派か」という話になりました。
彼女は圧倒的な直感派。で、私は?と考えたときに…
私はそのどちらでもないな、と思ったのです。

結婚のとき、家を買うとき、犬を飼うとき…いつも、たくさんシュミレーションして、データを集め、先人の声を聞き、メリットとデメリットを並べて数えて…
その結果、たいてい私は必ずしも安パイとはいえないほうを選んできました。
だから、決して打算的ではない。
今回会社を辞めるのも、そうかもしれません。

危険度95%と出ても、残りの5%に賭けている。
1%でもいいから可能性があるかどうかだけを調べているのかもしれない。
あるいは最初からするかしないかは決まっていて、覚悟加減を調べているのかもしれない。
でも、そのリスクを知っていることは、私はとても心強いことでした。
窮地に陥ったとき、自分に裏切られることがない。
そう、私はそのリスクは知っていて、それでも進みたいとあのとき決めたのだから。