最近は会社でもラジオを流しながら仕事を…というところが多いようですが、
私は日本語が聞こえると気が散ってしまって仕事がはかどらないという集中力の弱い人間なので、
ラジオや歌謡曲を聞きながらの仕事はちょっと難しい。
でも意識させないような種類の音楽は、気持ちを波に乗せてくれることがあります。
仕事の種類によって、ものすごく論理的に、事実関係や起承転結を整理しなくてはいけないときと
優雅さや言葉の流れのリズム感のよさみたいなものが求められるているものとがあるので
(もちろん本来両立していなくてはいけないのですが!)
それによって音楽を使い分けたりしています。
いちばん集中力がいるとき、私は音叉のCDを小さな音で流します。
これは写真のようにCDブックになっていて、
波動の調整で、幸運とか金運とかを呼び込むらしいのですが、その辺はよくわかりません(笑)。
以前スパジャーナリストの板倉由未子さんにご取材したとき、
機内で聴くCDとしてご紹介くださって、私も試してみたのがきっかけです。
こういうものを私は大して期待せず、といいつつこっそり心の中で期待しながら
つまり宝くじを買うような気持ちで買ったりします。
そんなわけで、金運やらビューティ運やらの効果のほどはわかりませんが、
音叉の音が響くのは心地よく、
そしてうまくすればきれいになったりお金持ちになったりするかもしれないというおまけつきで
よくBGMに選んでいます。
もう少し積極的に音がほしいとき、よく聴くのがflipsideです。
インテリアショップ「D&Department」で試聴して気に入ったものですが、
もう何年も、仕事中はもちろん寝る前や、体調が悪い時にも助けてもらっています。
デンマークとスウェーデンのデュオで、多くのリゾートカフェで愛されてきたそうです。
「Deep」と「Inside」という2枚のCDを持っていますが、
私はどちらかというとDeepのほうが優しくってゆったりしていて好き。
ストリングスの優しい音が、本当に、抱きかかえられるような心地よさを運んでくれます。
さらに。もう少し勢いがほしいときはヴォーカルの入っているものにも手を出しますが、
日本語や英語だと仕事の脳に入り込んでしまうので(どれだけ集中力がないんだ私は!)避けています。
最近のお気に入りはこの2枚。
スブリームの「リュディック」
昔からお世話になっているイラストレーターの及川キーダさんがこのジャケットを描いています。
今春、スブリームとキーダさんがライブペインティングイベントをやった時に初めて彼女の音楽を知りました。
フランス人ヴォーカリストで、スタイリッシュな新しいシャンソンという感じ。
レクサスのBGMに使われているみたいです。
音楽も素敵なのですが、彼女がとにかくキュート!一気にファンになってしまいました。
歌う時の表情、身振り手振り、すべてが一体となって、人を虜にします。
CDもお勧めですが、ぜひ機会があればライブに足を運んでみてください。
月に1回くらい、都内のどこかでやっています。
http://www.myspace.com/sublimetokyo
そしてもうひとつ。
クラブ好きな人の間では有名かもしれませんが、ラファエル・セバーグという方のCD。
「神に愛されたDJ」とか「ゴッドファーザー」とか、とにかくカリスマの人のようです!
六本木ヒルズにできたダイニングバー「&」の取材に行ったとき、
この店の音楽をコーディネイトしているのがこの人だと伺い、
勉強のために(?)聴いてみたのですが、それが大当たり!
キューバ~アフリカ音楽を中心にしているようですがJAZZYな面も多分にあります。
クールでホット、無表情なのに情熱的、冷血でセクシー、そんな二律背反を感じさせます。
空気を冷やしてくれる力も、熱気で満たしてくれる力もあるCD。
全体にポルトガル語かな?言葉が耳に入ってこないのも私にはとても仕事向きです。
さて、今日も五感をフルに使って、快適な時間を過ごしましょう♪