フィラデルフィアマラソン当日の様子の
ご報告です~
スタート時間は朝7時
前日に行われたハーフの大会に参加した夫や友人たちから
わりとギリギリの到着の人が多かったという情報を聞き、
スタート地点に6時半前に着くように出発
日本では大きな大会では
1時間半前くらいに到着しておくのは当たり前!
これもなんだかアメリカタイムで不思議な感じですよね
会場に到着すると、スタート地点に入るための長い行列が
入場するにあたってセキュリティチェックが必要で
それに時間がかかっていたようです
奥の入場口の方が空いているから
そっちに並ぶようにとの案内を受け、
急いで向かったらそちらの方がより長い列…
ついてない笑
6時50分頃、やっと入場できたと思ってからも
会場内の動線が悪く、
慌てるランナーたちは柵を乗り越えて動いたり、
スタッフたちと言い争いをして強行突破したり、大騒ぎ…
私はもうおとなしく指示に従い、
大回りをしてかなり歩かされたものの、
なんとか7時頃スタートブロック付近に到着
ここで驚いたのは
ウォーミングテントがあったこと
スタート直前まで暖かい場所で過ごせると
体が冷えなくてありがたいですよね~
しかもこの日は寒くて気温はマイナス
朝からバタバタして落ち着かない&
寒くて凍えていたのですが
ここで少し気持ちを整えることができて良かったです
8ブロックに分かれてのスタンバイだったのですが
ブロックごとにスタートの間隔を数分あけるのもおもしろい
日本だと前のブロックがスタートして動き出したら
すぐに次のブロックが続くのが一般的ですよね
私は7番目のブロックで、7時26分に無事スタートっ
ブロックごとに走り出すので、
スタート直後の団子状態がないのは新鮮&うれしい
沿道にいる大勢の方の声援を受け、
お祭り気分で大興奮しながら走り出しましたっっ
普段から見慣れている景色がまた違って見えて
序盤はとにかく楽しい楽しい
5キロ、10キロはあっという間に通過
10キロ地点前後(リッテンハウススクエア周辺)は
一番応援の方が多いポイント
私がフィラデルフィアでお世話になっている皆さんも
応援ボードを持って待っていてくれて感動
私にとって最高のエネルギーチャージ場所でした
周りのランナーからも
「たくさん応援されていたね!あなたは人気者ね!!」
と声をかけてもらい、
さらにうれしくなってるんるん
思った以上にいいペースで走れているし、
これはこのままいい記録も出せるのでは?!なんて期待は
この直後に一瞬で消え去ります…笑
11キロあたりのスクールキル川を渡るときに
とんでもない強風に襲われ、
必死に体を動かしているのに全く進んでいないのではと
思うくらいのペースに。。。
ランナーたちも煽られてお互いにぶつかりそうになったり、
給水用の水が入ったコップが全部飛ばされて
水がかかったり、欲しいタイミングで飲めなかったり…
このエリアだけかなあ…と思っていたのですが、
実は中盤以降はこの強風に耐える時間が
結構な長さで続きました
日中も0度くらい。
ウインドブレーカーを着て走っても全く暑くはならず、
手はずっとかじかんでいるような状態で、
後半は気力で粘り切ったぞー
公式の給水ポイント以外でも
元気の出るドリンクをどうぞ!と
ビールやウォッカを配ってくれる方々がいたのはびっくり
そしてランナーがうれしそうに飲んでいく光景は
自分が今いる場所がアメリカだと再認識する機会に笑
また、沿道で応援してくれるボードに
マリオカートで出てくるダッシュキノコやスーパースターが
たくさん描かれていたのもうれしかったな
アメリカの皆さんも任天堂のゲームが好きなのね
見つけるたびに元気をもらえたので、
私にとってはまさにアイテムでした
なかなかしんどい思いもした長旅だったけど、
40キロを超えると、もう終わってしまうのか…という
気分になるのは今回も同じだったな笑
ゴール直前でも友人たちが待っていてくれて
とっても大喜び~っっ
なかなか体は思うように動かなくなっているけど
心は満たされていて、
最高に気分よくフィニッシュしました
タイムは4時間49分2秒
ベストからは程遠いけど、
今回のコンディションにしたら上出来かと
(自分を誉めて伸ばすタイプです)
意地でも歩かず走りぬくという自分との闘いには
ちゃんと勝利したしね
これまで経験したフルマラソンで
間違いなく1番キツいレースになりましたが、
やっぱりゴール後の達成感、爽快感は
言葉では言い表せないほど
これだからやめられない
メダルを受け取りながら次はいつ走れるかな~なんて
考えちゃいました
久々のフルマラソン、しかもアメリカでの大会。。。
不安もあったけど、
勇気を出してエントリーして良かった
楽しく&必死に走りながら眺めた街の景色、
沿道の皆さんからの温かい応援
フィラデルフィアへの愛が高まり、
一生忘れられない宝物がたくさん増えた
最高の1日になりましたーっ
関わってくださったすべての皆さまに感謝
応援ボードも記念にいただきましたーっ
そして気付けば長文に…
最後までお付き合いいただいた皆さまも
ありがとうございます