しておけばよかった後悔 | 君と朝を待つ

しておけばよかった後悔

大晦日にもう、一生こんなに花火を見ることがないぐらい

たくさんの花火をハウステンボスで見た

次の年の秋に、生理がまたこなくて、不順だから

また、病院に行かなきゃなぁ・・と思っていた

次の日ぐらいから、また部屋中から、襲い掛かってくるにおい


こりゃ、もしかして・・

妊娠してるかどうかのチェッカーを買いに行った

おしっこをスティックにかけて待つ

赤い丸がでてくると、妊娠・・・なのだ

ドキドキして待つと・・でたーー!!

赤い丸!!でも、色が薄い

チェッカーの会社に電話して

「薄いんですけど・・」と言うと

「一応、妊娠の可能性はありますが、きちんと病院で

検査することをおすすめします」

「でも、妊娠の可能性あり。なんですよねっ?」

何度も確かめる


これまで、生理が遅れただけで、何度ぬか喜びしたか

わからない。

でも・・今度は「可能性あり」なのだ。

ダンナに急いで電話する

それから、母にも

2人とも、驚いていたが、もう少し待ってから、病院に

行ったほうがいいよと言う


病院は実家の近所の病院に行くことにした

前日から、泊まって、

朝、バスで病院まで、母と行った

母はいつも、こぎれいにおしゃれして

ボーイフレンドとカラオケやら卓球やら

遊び歩いていたので、そういう母を

わたしはその頃、軽蔑していて

母にとても、冷たかった


バスのステップから、降りる母の

後ろ姿が、なんだかものすごい老婆のように

しんどそうな、不思議な降り方をした

「なんで、そんな、歩き方すんの。

毎日遊び歩いてるくせにわざとらしい!」

思わず、きつい言葉を言った

母がふりかえって、胸を押さえて笑った姿を

今も、ときどき思い出し、激しく後悔する


なぜ、あのときに、母の不調に気づかなかったのだろう

自分の妊娠のことだけで、

頭がいっぱいだった


検査の結果、妊娠が確定した。

結婚9年目のことだった