私は、ヒーラー講座を終えてから、小さい鉢植えの花とお弁当を買って母の家へ。
ちゃんと母の日を覚えて、こうやって一緒に過ごすようにしたのは、いつからだろう。
うちは小さい頃から母子家庭で、私が17歳で東京に出てくる時に、母も一緒に東京へ。
その後、36歳でその当時の彼と一緒に住むまで、ずっと母と一緒に暮らしてました。
彼と別れた時に、姉から『もうお母さんと一緒に住むのではなく、一人で暮らしなさい』と言われて、それもそうだなと初めての一人暮らし。
母を東京に連れ出したのは私だから、母と一緒に暮らすのが当たり前だと思ってました。
彼と一緒に住む以外で、私が一人で暮らす選択肢があるなんて、姉から言われるまで考えもしなかった。
そこでやっと自立。(←かなり遅い
)今までも、母の日に花を買ったりしてましたが、心はこもってなかった気がする。
仲は良かったけど、過去の事で私のどこかでムカついてたり、恨んでたりしてた事がありました。
小さい頃、
『あんたみたいな子はいらない。』
『いらないから、お父さんにあげる。』
と言われたり、母の機嫌が悪くて叩かれたりしたこともあったのかな。
私の過去の恋愛相手にも、よくいちゃもんつけられてたし
地位と名誉やお金を持ってる人との付き合いは賛成するのに、そうじゃなく夢を追いかけてる相手との恋愛は猛反対。
その当時(20代)は、そこに反発してよくケンカしてました。
付き合ってた相手に対しての発言も、
その頃の私は、自分は２の次で、彼を最優先で、『私を必要としてくれてるから！！』と、仕事で疲れてるのに優先させて、完全尽くすモードで体がボロボロの状態だったので、
そりゃ、母親としては、心配して反対するだろうな…………今の私が見ても『それはやりすぎ！自分を大切にしなさい！！』って怒るなと納得。
30代後半になって、小さい頃の母の状況もわかるようになり(父との離婚や、その相手の女の人からの嫌がらせがあって、母も精神的に参ってた)、
母のこんな武勇伝や、他にもたくさんの出来事を聴いて、
(３月にこの話を聴いた高校の同級生は、『ちょっと待って、ちょっと待って、頭の中がパニックで、ちゃんと整理できない。おばちゃん、今こんなやけど、すごい人生歩んできたねー！肝っ玉据わりすぎ！！』と驚いてました。)
その当時言われた事も、
母の立場から物事を見れるようになって、
お母さんも辛かったんだなと理解出来るようになり、
歳を重ねて、私の中にあったわだかまりが少しずつなくなっていきました。
なので、ちゃんと心からありがとうと言えるようになったのは、30代後半………ん～40歳になってからかな。
10代後半から30代半ばにかけて、良いこともたくさんのあったけど、辛くて苦しくて、精神的におかしくなって引きこもりになってたりした時もありました。
その時は、どこかで
母のせいで私はこんなに辛い思いをしてるんだ！！
あんたのせいで、私はこうなんだ！！
と心の中で母を責めてた部分もありました。(たまに口に出してた)
お母さんが男運悪いから、私も男運悪いんだ！私が幸せになれないのは、お母さんが男運悪いせいだ！
って言った事もあるような気がする
が、今になってわかることは、
そこ、お母さん関係ない！
私の人生は私の責任。
自分の失敗や、自分が呼び込んでしまった事を、母のせいにして目をそらそうとしてた。
と言うこと。
愛されたい、必要とされたい、私を満たして欲しい…………
これが根底にあって、必要以上に人の顔色を伺って、自分よりも他人を優先させて、自分の本心を曲げて動いて、
上手くいかないのは当たり前の事。
なのに、それをずっと母のせいにしてました。
そこに気づいたのは、母から色んな話を聴いた事もありますが、
自分の人生は自分で決めて生きていこう！
一人で生きていこう！
と決めてから。
こう決めてから、人に満たしてもらうのではなく、自分で自分を満たす事が大事で、それは自分を認める事なんだなと気づきました。
そこに気づけてから、母に対して本当に心からの感謝の言葉が出てくるようになりました。
今は、できるだけ健康で長生きして欲しいなと思って、毎日遠隔でヒーリングしてますが、
やっぱり直接会って一緒にご飯食べたり話すのが１番良いかなと思って、週に1回はそういう時間を作ってます。
お母さんのためにというよりも、私がしたいからやってる。
こんな風に変われる自分がいるんだな～
昨日の母の日に感じた変化でした。