秋の開催第1弾は『オルセー美術
印象派の殿堂、パリのオルセー美術館から
選りすぐりの
日本でも大人気の印象派
私たちは自然に彼らの絵を
美しいな、素敵だな、と感じますよね。
でも、印象派の絵が発表された140年前
ほとんどの人にとって、同じ絵がショッキングな、
美しくない絵だったのです
だから、今はびっくりするような高額で取引される絵も
全然人気が無くて、全く売れませんでした
一体なんで?
魅力的な絵なのに?
どうして当時の人には、
この絵のよさが分からなかったの?
不思議ですよね
その答えがこの展覧会で体感できます
堅苦しい勉強なんて一切なし
その代わり、アートナビゲーターの土岐綾子さんが
資料を元に、じっくりとレクチャーをしてくれて
その後にみなさんと、実際の絵画を観て回ります。
オルセーが誇る名画を楽しく見ているだけで
その訳が体感できてしまいます。
印象派の誕生~描くことの自由~
というタイトルどおり、この展覧会は
印象派が生まれた時代背景や、19世紀の人にとっての
美の基準がどんなものだったか
その基準から見た時、印象派の絵がどう見えたのかまで
自然にわかってしまう
素晴らしい構成がされています
みどころは印象派の絵だけでなく
当時、最も人気のあった絵が同時に見られるところ!
有名なカヴァネルの「ヴィーナスの誕生」も来ています
そして、世界一有名な少年、マネの「笛を吹く少年」も
更に、オルセー美術館が誇る
名画の数々と出会えるのです
わたしたちが絵のジャンルにとらわれ
それぞれの魅力を味わえるのは
実はあたりまえではなくて、
その時代に大きな影響をうけています。
21世紀の人の目と
19世紀の人の目のちがいが分かってくると、
楽しみかたがより広がって
これまでとは違った世界が見えてくるかもしれません。
藝術の秋に
フランスの美を堪能する時間を是非ご一緒しましょう!