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私立中学が偏差値を上げていく方法…
その①
コース別に分ける
=偏差値表に一括りで載らない
まず、コースを分けると、1つの学校でも、コースごとの複数のボーダー偏差値が現れます。
例えば
東大京大医学部進学コース:優秀層
国立難関コース:中間層
私立難関コース:下位層
の3つに分けて、学校内での成績別の序列を作ると、受験者も成績別で受験するようになります。
コースを分けていなかった時には、学校の偏差値が下位コースの合格ラインを基準に偏差値表に記載されていたのに、コース別にした途端、優秀層や中間層の輪切り偏差値も偏差値表にアップされます。
そして優秀層で構成されるクラスの人数を絞れば絞るほど、学校内に高偏差値クラスを誕生させることが出来ます。
あまり定員が少ないと、受験しても不合格になる可能性が高くなります。そうすると、最上位クラスのボーダーあたりに敬遠されたり、学校全体としては優秀層に入るのに、上位クラスを受験したがために不合格になる例も出てきます。
そう言った取りこぼしを無くすために考えられたのが、回し合格ですね。上のコースを受験してダメでも、下のコースの基準に達していれば合格できるので、安心して上位コースを受験できます
試験日をコースごとに別日程で設定しているところもあります。生徒側は、安心材料として下位コースを受験した上で、上位コースにチャレンジしやすいですし、学校側は、受験料が2度3度と入ってくるメリットもあります。他の学校との日程被りで受験でかなかったお子さんにも受験のチャンスが回ってきます。
お互いにウィンウィンなのなか…
(学校側により都合良くなってるとは思いますが…)