都心に暮らす現代の日本人女性は、生きづらいのでしょうか。
私の答えは、「そう思うこともあるし、全くそうは思わないこともある」です。
学歴も素晴らしい仕事も手に入れた女性が結婚・出産を機にいわゆるマミートラックに乗せられてしまう。
若さと可愛らしさと、場合に応じては男性を立てられるほどの賢さと計算高さも求められる。
「上手く立ち回れる女性が、トクをするの?」
そんな疑問や現代社会のモヤモヤを、
新聞社からアエラと素晴らしすぎる経歴をお持ちで、
現在はBuzzFeedJapanで骨太の取材を続けるニュースデスク・小林明子さんが、とても読みやすい記事にしてくださいました。
私は、ライターとして、1人の女性として見たイヴァンカ・トランプについてお話しさせて頂きました。
仕事も家庭も美しさも トランプの娘イヴァンカにモヤる私たちは「女子力」から逃れられない
https://www.buzzfeed.com/akikokobayashi/ivanka-girls-power?utm_term=.ssabZqqpVo#.pe8gpXXJkB
私自身の話で恐縮ですが
私はいわゆるエリート的学歴はありません。(中高はふわふわとした女子校でその後はアメリカの片田舎へ留学)
その後はバイリンガルと技術職ということもあり待遇の良い給与をいただいていたこともありましたが、正社員として働いたこともない。
つまりは、誇れるもの・捨てるに惜しいもキャリアというものが特にない人生だったのです。
妊娠を機に退職した時も、別にそこまで仕事に対して未練もなく、産後の職探しは正にゼロからのスタート。
娘が0歳の時に記事内のキャサリン・ハキム氏の「エロティックキャピタル」を読み感銘を受け、
子供がいても出来る仕事を探している時に主婦向け派遣サイトに出てきた主婦グループのオーディションを受けたのがブロガーなどを始めたきっかけでした。
生き辛さの正体は、確かに日本の男権社会が生むものかもしれないし
イヴァンカは、その中の権力構造の中で女性としての魅力を最大限に活用しているかもしれません。
ですが、ままならない構造に対してのアプローチの方法は、人の数だけある。
情報を発信する時は、女性同士のいがみ合いを助長するようなものではなく、大きな目的の為に手を取り合うようなものでなくてはいけない。
そんなことを改めて思い直すことのできる、素晴らしいインタビューでした。