ファイターの館 6
「カオリが言うなら仕方ないけど、私。
今日からどうやって長くて太いものを口に入れればいいのかしら」
「わざわざ説明しなくてもいいからさ!
だって普通に食べれば何の問題もないよ!」
「そういうカオリは自分のものを私達に食べさせようとしているのではないですか!」
「してねぇよ!
君から見た僕の第一印象がそれだって言うのはよく分かったけど、食事時まで魔力を気にするわけじゃないよ!」
特にシュトラに至っては魔力転送をいつも食事時にイメージトレーニングで修行していたとか?
「あと、今後の日程だけど。
カオリは誰に子供を生んでもらうつもり?」
えええぇぇぇぇ!?
「そ、そんな先のことを聞くの!?
ってか、世界を統一することと関係なくない?」
「関係なかったら聞きません! ねぇ、シュトラ」
「えっ? ま、まぁ……気になっただけよ」
「ほら関係ない!
だって何十年戦うことを前提にしているの!?
そんな能天気なことより、しっかり訓練する時間帯を決めようよ」
「ん~……面倒だからどうでもいいと思うわ」
「何で指導者が真っ先に『面倒』って言っているの!?
それは確かにお世話になるほうの身で何か言えるわけじゃないけど、世界を統一する気はあるの!?」
「それは次世代に任せましょう」
「諦め早い!?」
ああ、このような調子で生活が成り立っていくのでしょうか?
僕は彼女達のこれからが心配になりました。
そういえば、いつの間に世界統一が僕の目的になってしまったのでしょうか?
〔つづく〕
登場人物
草薙 香 主人公
フラート 館で暮らす香を悩ますハイテンションファイター
シュトラ 館で暮らす母親に似たお姉さんファイター
*ご意見・ご感想、お聞かせ下さい。コメントお待ちしています。
↓少しでも面白かったら、ポチッとお願いします。
人気ブログランキング 投票お願いします
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
美容と健康のノエビアスタイル
マイページか携帯サイトから登録されたお客様、
ノエビア商品、二割引(一部除く)します。