看護師と助産師~志望校選びは大切② | 「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

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「国語教室 Hey Ho」代表の安藤が、思ったこと・考えたことを綴ります。「文章力をつける」教室を開いているのだから、自分も文章を鍛えないと、と思って書いてます。

前回の看護専門学校の志望校選びに続いて

今日は、助産師をめざす

元生徒の例を紹介します。

 

助産師になるには

まず、看護師の資格を取ってから

助産師の専門学校(または大学等の専攻科)で

1年間、実習を含めて学ぶ必要があります。

無事、修了すると

国家試験受験資格が手に入り、

試験に合格したら、晴れて助産師!

というのが一般的です。

 

国家試験そのものは、合格率が90%を超えており

1年間マジメに勉強していれば

それほど難しくはないそうですが、

助産師専門学校(または大学等の専攻科)に入るのが

とても狭き門!

看護師になれたけど

結局、助産師専門学校に入れなかったという話をよく聞きます。

 

四年制大学の看護学部でも

「助産師の国家試験受験資格も取れます!」と

うたっているにもかかわらず、

例えば1学年100名のうち

助産師のコースに進めるのは10名だけ

ということも多いのです。

 

その現実を知ったTさん。

助産師になりたい思いはとても強く、

徹底的に情報を集めました。

そして

埼玉県にある短期大学を見つけました。

 

そこは

看護師の国家試験に合格すれば

希望した学生は全員助産師コースに進むことができるんです。

さらに入試科目が

Tさんの得意教科と面接のみ。

 

大阪の子が埼玉で一人暮らしをすることに

最初は親も猛反対だったようですが

幸い東京の親せきの家からも近かったようで

最後は許しを得ることができたそうです。

 

これまでも

「助産師になりたい!」という子はたくさんいました。

専門学校でも大学でも、

助産師になれる可能性のある学校は

大阪にも、そんなに多くはないけれど、複数あります。

そういう学校に進学した子も複数います。

でも

助産師への道は「狭き門」なので

看護師に合格しただけで

その後は諦めてしまう子ばかりでした。

 

そんな中でTさんは

「諦めないでやり遂げる方法」を探し出したんです。

彼女の「本気度」がよくわかりました。

きっと夢を叶えることと思います(^^)