前回は小学3年生が「アンドロイド」について
その是非を考えた作文を紹介しました。
未来のことは、何が「正解」なのか分かりません。
分からないことを考えてみるのは
非効率なことに思えるかもしれませんが、
考える力を育てるには、とても大切なことです。
成果のすぐ出る勉強だけでなく
読書をしたり、社会的な話題を家族で話したり、
生活に根差したところから、考える力は培われます。
そうやって成果を上げている中学1年生の感想文を
今日はご紹介します![]()
最初に教材の長文の要約がありましたが、
長くなるので割愛し二段落からです。
( )は添削で補った部分です。
AIにハイジャックされた人間とは
私は、科学文明を過信しないことが大切だと思う。
その理由としては第一に、
科学文明を過信しない方が人間らしく生きることができるからだ。
私はこの夏、八割くらいを全てスマホ(視聴)についやしてしまった。
一度使うと、面白い動画やゲームに夢中になり、
他のことなど考えられなくなってしまう。
だから動くことすらせず、ご飯を食べずに過ごした日もあった。
だが、部活動のために学校へ行ったとき、一つ気付いたことがある。
私の所属している部活は、
社会(的な事象)に関するボードゲームやカードゲームをする。
私はスマホゲームの方が面白いと思っていたから、
正直行くことが面倒だった。
だが、いざ行ってみると、友達や先輩と話しながら、
たくさんのゲームができた。
その時、ゲームの内容もものすごく面白かったのだが、
それ以上に、部室内の暖かいふんい気が居心地がよいことに気付いた。
つまり、人間はコミュニケーションをとることで、
何事も楽しく感じるのだろう。
また第二の理由としては、科学を過信すると
重大なしっぺ返しが来るかもしれないからだ。
特に最近話題のAIは、様々な場面でへい害をもたらす。
AIの中でも特に身近なチャットGPTは
私の周りでも愛用者が続出している。
それはどんなことにでも対応できる凄腕AIであり、
課題を丸々やってもらったり、
プレゼンのスライドや原稿も全て任せることができる。
私も一度だけ使ったことがある。
読書感想文の課題図書がどうしても内容が理解できず、
指定された文字数で感想を書いて、とお願いしてしまった。
とてもよく書けているし、話し方がとてもフレンドリーで、
もはや画面の奥に人間がいるのではないかと疑うほどだった。
使ってみて、これだけ高い技術があると
依存したくなる気持ちも分かった。
だが依存してしまうと、何一つとして
自分の力で課題を仕上げていないため、
書き写すだけのダメ人間になってしまうことが分かった。
確かに科学の発達は、人類の生活を快適にした。
どんなことでもグーグルを使えば一発で分かる。
しかし、そこにはAIによるフェイクも混ざっている。
今では授業でも習うくらい、
人間の目で(判断するの)は困難なほど高性能だ。
「カメラマンはレンズのほこりを払う前に目のほこりを払わねばならない」
という(名言がある)ように、使い方に注意して、
科学に依存しすぎないことが大切だと思う。
1000字を超える文章で、既に作文ではなく小論文の内容です。
中学1年生でこのレベルまで書けるお子さんは珍しく、
書ける理由を私なりに考えてみました。
①読書量
②書き慣れている
(書くことが苦にならない)
③社会問題への関心
④自分の頭で考えている
この生徒さんは小2から教室に通ってくれていて
成長過程を見てきました。
最初は、学校で他の子が書けるのに
自分は作文が全然書けない、と
すっかり自信を失くしていました。
読書も、絵本からスタートし
途中、背伸びしながら
大人の本にも挑戦するようになりました。
①②が文章力を付けるために必要なことは
お分かりいただけるでしょうが、
やはり「継続は力なり」です![]()
また、③④も「自分の頭で考えて表現する」ためにはとても大切なことです。
他の例もご紹介しながら、
次回以降に詳しくお伝えしていきます![]()





