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認知症って2種類だけ じゃないの
1️⃣神経変性疾患
脳の神経細胞が死滅することに
よって引き起こされる病気
①アルツハイマー型認知症
②レビー小体型認知症
③前頭側頭型認知症
④大脳皮質基底変性症
⑤進行性核上性麻痺など
※介護現場では、圧倒的に①が 多いですが、
最近では②も③にも罹患する高齢者も
増えている印象です
2️⃣脳血管性認知症
(血管性認知症)
下記疾患により脳の組織が破壊
され、破壊された部位によって
認知症を来たす
①脳梗塞
②脳出血
③くも膜下出血
④ビンスヴァンガー病
⑤遺伝性脳血管病など
※①②③は【生活習慣病】や【糖尿病】などの
疾病との関連があり、日頃から『セルフケア』を
きちんとしておけば、ある程度早く
予防できると感じています
3️⃣炎症
細菌やウイルスによる脳炎の
後遺症として認知機能障害が
残ることがある
その場合認知症の症状は
持続するが原則として
進行することはない
一方、慢性、進行性に炎症を
起こす病気もありその場合は
認知症の症状も進行性
①細菌性脳炎
②ウイルス性脳炎
(日本脳炎・単純ヘルペス脳炎
・エイズなど)
③クロイツフェルト・ヤコブ病
④その他の脳炎(結核・梅毒)
など
※介護業界25年の『ぶっちゃー』でも
この種類の認知症には出会ったことはありません
4️⃣脳腫瘍
脳にできる腫瘍で腫瘍ができる
部位によって認知症を起こす
5️⃣外傷その他の外科的疾患
ここに含まれる病気の中には
手術などにより治癒または改善
されるものあり、医師が診断
するうえで見落としては
ならない
①頭部外傷
②慢性硬膜下血腫
③正常圧水頭症など
※①と②はかなり長い年月をかけて
発現することも多いため要注意です
注意深く様子観察を行い症状が発現した際は
早急に医療機関に繋げなくてはならないため
【転倒】などにより頭部を強打した場合は
介護現場ではかなり緊張が走ります
6️⃣その他
認知症と類似症状を来たす疾患
『治療可能な認知症』等と
呼ばれることがある
一般内科的疾患を含める
(厳密に言えば認知症に含める
べきではないと思うが、時として認知症と診断されることが
ある)
血液検査や尿検査で診断される
ものも多く、早計に認知症と
判断するのではなく病院に行ってきちんと医師の診断を受けることが望まれる
①甲状腺機能低下症
②肝性脳症(肝不全)
③腎不全
④呼吸不全
⑤ビタミン(B1・B12・葉酸
など)欠乏
⑥中毒(薬物・一酸化炭素・
アルコール)など
※①は最近かなりクローズアップされていて、
【認知症専門医】に即座に繋がると
【甲状腺ホルモン】の状態を血液検査で
調べてくれます。
②は女優の南田洋子さんが罹患していたことで
クローズアップされました。
お住まいの地域の精神科や、もの忘れ外来の
【認知症専門医】を日頃からリサーチして
おくとともに何でも話せる
【かかりつけ医(できれば内科)】を持つこと
をおすすめします。
もちろんケアマネージャーもお手伝いさせて
頂きます
そして【地域包括支援センター】にも遠慮なく
ご相談くださいね
【地域包括支援センター】は
多職種が集まった
プロフェッショナル集団です
経済的自立は介護生活も心も豊かにする
コラムとか言いながら
長〜い記事を最後まで
お付き合いくださり
ありがとうございました
次回は
認知症の診断
です。
乞うご期待
脳の変性疾患や脳血管障害などの後天的な脳の障害
によって記憶や思考などの認知機能が持続性に
低下が起こり6ヶ月以上にわたって日常生活や
社会生活に支障をきたしている状態
認知症はそれ自体がひとつの病気というわけでは
なくいろいろな病気によって引き起こされた状態
(病態)
はじめは・・・。
目指せ!!
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