こんにちは。
午後から今日もツレは温泉に出かけているので
今のうちにPCを。
~~~~~~~
狂ってた時の話です。
~**~**~**~
病室のドアは開けたままにしてもらってる時が多かった。
廊下を通る人達の姿を眺めていたかった。
毎日、同じ人が行き来しているように思えた。
歩き方も同じ人は同じ歩き方をして、おなじ服装していて。
ある時、いつも毛糸の帽子をかぶってボソボソ歩いているおじいさんに、
部屋の中から声を掛けた。
『こっちに来て話していきませんか?!』
嗄れた声で精一杯大声出したつもりだったけど、気づかずおじいさんは行っちゃった。
おかしいと思った。
同じ人ばっかり。どうして同じ人が行ったり来たりしてるの?
担当医のT先生を見かけたら、呼ぼうといつも廊下を見ていた。
近くに住んでるはずだから、病院にいないときでもすぐ来てほしいと思っていた。
..
もうひとりの担当医の先生の名前を、
昔の担当医の先生の名前と混同していて
その名前を言おうとしても出てこず、覚え方として、
自分の苗字をさかさまに読むといいのだと(間違いなのに)脳が命令していて、
さかさまに読んでみて、苗字にならないじゃん。おかしいと思った。
ある時はその先生は『休暇で有馬温泉に行ってます。』って聞いて、
なんで、そんなとこ行くのよ。
私の病室の壁に張ってある記録表を使って、
看護師さん達の慰労会みたいなのの、計画立ててるのが
聞こえて来て
なんで、そんなこと、この部屋で話すのよ。
今から思うとすべて違ってた、なぜかそう思って不信がっていた。
隣の部屋から、苦しそうなうめき声や呼吸法の練習が聞こえてきて、
ああ~隣の人も頑張ってるんだと思った。
私も息がしにくく、咳き込む時が多くなり、
ゆっくり吐きだす呼吸法を心がけていた。
痛みの激しいときもその呼吸法を試みていた。
励みになっていた隣の人の声、
『ここはどこぞ?また、ここにもどってきたんか!!嫌だ~』恐ろしがってる声だった。
虚構の世界だったかもしれないけど、それを聞いてますます、
この病棟は偽物だと思った。ますます恐ろしさが増してきた。
廊下を歩いている人たちはサクラだと思った。
患者や面会者のふりをして、私を騙そうとしているエキストラだと思った。
この病棟から、早く逃げなくちゃ!と思った。
おまけに、停電がありますという日があって、
急がなくちゃベッドの上で死んじゃうと思った。
この病棟から、逃げ出したくて1階に下りようと
歩くのもままならなかったのに、看護師さんによりかかって廊下を歩いていた時、
『下におりる!』と言い張って、『先生に怒られるけん!』と必死に止めようとする看護師さんを
引っ張ってエレベーターに押し込んで自分もエレベーターの中へ倒れこんだ。
座り込んだまま頑として『下におりたい』と動かなかったら、
看護師長さんが『私が行きます。』と言って乗り込んできてくれて
看護師長さんと看護師さん2人に付き添われて1階におりて売店の中を見てまわったりした。
すぐ、7階病棟に引き戻されたけど夜中、
自分ひとりでエレベーターで降りてタクシーつかまえて
ここから脱出しなければとも考えをめぐらしたりした。
ある夜中、目覚めると方向感覚ゼロでどちらがベッドの上部か
下部かわからなくなっていた。
枕があるはずなのにない。
逆さま?点滴もついてるはずなのに?
そういえば、点滴に注射器で薬を差し込む看護師さんを感じ
毒を入れてるんだ!などと不信がったりもしていた。
県病院へ戻らなきゃ!
すべて行動をさかのぼっていったら、
きっと身体も治るなんてありえない幻想を信じて
その通りにするには今すぐ県病院に戻らなきゃ!という思いにかられ、
夜勤の看護師さんを独り占めにした。
ひとりは男の看護師さんだったので、『あんた、男やろ!車で県病院まで運んで!』と言い張った。
『県病院行っても入れんよ』他の看護師さんも必死に私を説得しようとしていたが、
ベッドから降りようと暴れて車椅子持って来て!と怒号している私に
手のつけようのなさを感じてたと思う。
『他の患者さんもいるんやけん、堪忍して~すごい力やね~ちょっと、ちゃんと押さえとってね・・』
と言って男の看護師さんに頼んで他へ行ったりしていた。
その間も必死で動こうとして、ひとりになった看護師さん相手に格闘していた。
それから、どうしたのか覚えていない。
すごい格闘してたことと、
行動をさかのぼらなきゃいけないという頭の中の命令の声だけはしっかり記憶に残ってる。
~パート19に続きます。
午後から今日もツレは温泉に出かけているので
今のうちにPCを。
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狂ってた時の話です。
~**~**~**~
病室のドアは開けたままにしてもらってる時が多かった。
廊下を通る人達の姿を眺めていたかった。
毎日、同じ人が行き来しているように思えた。
歩き方も同じ人は同じ歩き方をして、おなじ服装していて。
ある時、いつも毛糸の帽子をかぶってボソボソ歩いているおじいさんに、
部屋の中から声を掛けた。
『こっちに来て話していきませんか?!』
嗄れた声で精一杯大声出したつもりだったけど、気づかずおじいさんは行っちゃった。
おかしいと思った。
同じ人ばっかり。どうして同じ人が行ったり来たりしてるの?
担当医のT先生を見かけたら、呼ぼうといつも廊下を見ていた。
近くに住んでるはずだから、病院にいないときでもすぐ来てほしいと思っていた。
..
もうひとりの担当医の先生の名前を、
昔の担当医の先生の名前と混同していて
その名前を言おうとしても出てこず、覚え方として、
自分の苗字をさかさまに読むといいのだと(間違いなのに)脳が命令していて、
さかさまに読んでみて、苗字にならないじゃん。おかしいと思った。
ある時はその先生は『休暇で有馬温泉に行ってます。』って聞いて、
なんで、そんなとこ行くのよ。
私の病室の壁に張ってある記録表を使って、
看護師さん達の慰労会みたいなのの、計画立ててるのが
聞こえて来て
なんで、そんなこと、この部屋で話すのよ。
今から思うとすべて違ってた、なぜかそう思って不信がっていた。
隣の部屋から、苦しそうなうめき声や呼吸法の練習が聞こえてきて、
ああ~隣の人も頑張ってるんだと思った。
私も息がしにくく、咳き込む時が多くなり、
ゆっくり吐きだす呼吸法を心がけていた。
痛みの激しいときもその呼吸法を試みていた。
励みになっていた隣の人の声、
『ここはどこぞ?また、ここにもどってきたんか!!嫌だ~』恐ろしがってる声だった。
虚構の世界だったかもしれないけど、それを聞いてますます、
この病棟は偽物だと思った。ますます恐ろしさが増してきた。
廊下を歩いている人たちはサクラだと思った。
患者や面会者のふりをして、私を騙そうとしているエキストラだと思った。
この病棟から、早く逃げなくちゃ!と思った。
おまけに、停電がありますという日があって、
急がなくちゃベッドの上で死んじゃうと思った。
この病棟から、逃げ出したくて1階に下りようと
歩くのもままならなかったのに、看護師さんによりかかって廊下を歩いていた時、
『下におりる!』と言い張って、『先生に怒られるけん!』と必死に止めようとする看護師さんを
引っ張ってエレベーターに押し込んで自分もエレベーターの中へ倒れこんだ。
座り込んだまま頑として『下におりたい』と動かなかったら、
看護師長さんが『私が行きます。』と言って乗り込んできてくれて
看護師長さんと看護師さん2人に付き添われて1階におりて売店の中を見てまわったりした。
すぐ、7階病棟に引き戻されたけど夜中、
自分ひとりでエレベーターで降りてタクシーつかまえて
ここから脱出しなければとも考えをめぐらしたりした。
ある夜中、目覚めると方向感覚ゼロでどちらがベッドの上部か
下部かわからなくなっていた。
枕があるはずなのにない。
逆さま?点滴もついてるはずなのに?
そういえば、点滴に注射器で薬を差し込む看護師さんを感じ
毒を入れてるんだ!などと不信がったりもしていた。
県病院へ戻らなきゃ!
すべて行動をさかのぼっていったら、
きっと身体も治るなんてありえない幻想を信じて
その通りにするには今すぐ県病院に戻らなきゃ!という思いにかられ、
夜勤の看護師さんを独り占めにした。
ひとりは男の看護師さんだったので、『あんた、男やろ!車で県病院まで運んで!』と言い張った。
『県病院行っても入れんよ』他の看護師さんも必死に私を説得しようとしていたが、
ベッドから降りようと暴れて車椅子持って来て!と怒号している私に
手のつけようのなさを感じてたと思う。
『他の患者さんもいるんやけん、堪忍して~すごい力やね~ちょっと、ちゃんと押さえとってね・・』
と言って男の看護師さんに頼んで他へ行ったりしていた。
その間も必死で動こうとして、ひとりになった看護師さん相手に格闘していた。
それから、どうしたのか覚えていない。
すごい格闘してたことと、
行動をさかのぼらなきゃいけないという頭の中の命令の声だけはしっかり記憶に残ってる。
~パート19に続きます。