1875年の今日、コンビーフの台形の缶詰が特許を取ったみたいだよ。

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コンビーフといえば、短大時代の寮でのキッチンを思い出します。
 
養護教育学科という俗にいう、学校の保健室の先生を
 
養成する、短大の学科があるのは珍しく、
 
全国から学生が集まって来てて
 
沖縄から来た子が、食事当番の時、朝は
 
よく、実家から送られてきたっていうコンビーフを
 
出してくれてました。
 
コンビーフなんてそれまで食べたことなかった私。
 
これなに?めっちゃ美味しい~って思ったよ。キラキラ
 
それと、曽野綾子さんの『太郎物語』で、コンビーフがよく出て来てて
 
食べたいな~って思った記憶があります。ニコ
 
~**~**~**~
 
それでは、また2010年の狂ってた私の話。
 
長くて嫌かもしんないけど・・・読んでくれたら嬉しいデス。
 
~**~**~**~
 

足がどんどん脹れてきて太くなるばかりでヒステリーな気持ちが濃くなっていった。

 

細くするには、足ずっと上げてればいいんだ・

 

一晩中、足上げてよう!そうしたら少しは細くなってきて生贄にならなくてすむかも。

 

肝臓の移植手術しても助かる見込みなしに選択された私、

 

誰かの肝臓として生贄にされるというバカなシナリオを自分で作り上げて虚構の世界にいた。

 

しかも、それが現実だと信じていたので、なんとか逃れようと必死だった。

 

 まるで、御伽噺の『ヘンゼルとグレーテル』が魔女につかまって太らせてから食べようとされてる時、

 

自分の腕の代わりに何かの骨を差し出すなどして画策してた時みたいに必死な思いだった。

 

一晩中、足上げてるの、しんどいけど命がなくなるより随分マシじゃない!って、それを実行した。

 

途中、看護師さんが何人か来て...足を下ろそうとした。

 

降ろしそうになっても、頑として、ベッドの柵にひっかけておろさないように頑張った。

 

 夜の時間はなかなか進んでくれず、

 

誰かに救いを求めたくて夜中でも起きてる人は誰だろうと考えあぐねていた。

 

携帯のメールも操作方法が混乱してうまくできずに、

 

文章もなかなか入れられなくなっていた。

 

登録している名前のアドレスも呼び出すのさえ、

 

自由にできずにとまどった。

 

遠くに住んでる姪っこならバイトで起きてるかな・・

 

同じマンションの○○さんなら、まだ起きてるかな~

 

たえず、誰かに訴えたい気持ちを押さえていた。

 

 敵だと思っている看護師さんには挑むような、

 

けしかけるようなひどい言葉もたくさん投げつけていたと思う。

 

肝性脳症の時は看護師さんに対しても、好き嫌いがはっきりしていた。

 

個人的に向かい会うとき、この人は見方っぽい。この人は嫌い。と、

 

いうように。全体的には術前は医師も看護師さんも敵に思えた。病院自体、敵だった。

 

 あんなに、助かる道は大学病院に早く移って移植手術してもらうことだと思い、

 

待ち焦がれて転院してきたのに、足が細くなるどころか、どんどん脹れてきてお腹も出てきて、

 

なのにドナーは誰もいない。

 

身体は苦しくなっていくばかりを繰り返している。

 

 娘は『おかあさん、もともと、ポジティブなんだから、楽しいこと想像して。眉間にしわよせんの。』と

 

来る度、言う。

 

それって、現実逃避やない!楽しいこと想像してるだけなんて逃げてるだけでしかない。

 

 父は『神様、信じて感謝しとらんと。大声だして怒鳴ってばかりじゃ、神様のご加護がなくなるぞ』なんて言う。

 

神様、どこにおるっていうんよ・・が私の本心だった。

 

 妹は私がドナーになるけん、姉ちゃん安心しててって言ってたけ

 

義弟と、もめてるみたいで、ある時のメールに、

 

義弟も本人の人生だから本人の決めることだと思うって言ってる・・と言うような言葉があって、

 

なんだか、自分の身は自分で守るしかないんだ!って思った。

 

所詮、痛みは痛い人にしかわからない。

 

想像は想像なんだと思った。

 

 頭がおかしくなっていて、ありえない夢をたくさん、見た。

 

それが真実なんだと驚き震える夢をたくさん見て慄いた。

 

 死というもの、全人類の死を引き受けてるのが実は私ひとりだった。

 

原爆で死んだ女の子は実は私だった。

 

死を繰り返してるのは実は私ひとりが何度も死んでるのであって、

 

他の人たちは永遠に死ぬことはないしくみになっているという虚構の世界にいた。

 

結婚という制度も家族という形態も実は何もない。という奇妙な夢。

 

 短大時代、OPした時に実は私はもう、死んでいた。

 

それから、永遠、のどの渇き地獄のまま、炎症をくりかえして、くりかえして今もその延長にいるだけだという夢。

 

 『ここはどこ?』という看護師さんの質問に、

 

え?なんでそんなこと、聞くの?

 

高速道路が見えた。走って自宅は遠いとこになってる。

 

ここは大学病院でも夫の実家のある他県の大学病院に入れられたんだっけ?!突然、そう思い起こしたりした。

 

 病院から抜け出して、車を運転してみる。

 

切り返しに失敗して何かにぶつかる。

 

車が傷ついちゃったと思った瞬間、目の中のコンタクトレンズがバリバリ砕けて

 

目がどうにかなったんじゃないかって心配になる。

 

全く辻褄の合わない夢の連続。

 

コンタクトレンズが目の中で割れたはずなのに、口の中に入ってて、

 

それを食事タイムに変わってて食べなさいよ。と強制されている。

 

おかしな夢なのに現実と思い込まされていた。

 

~**~**~**~

 

パート18

 

病室のドアは開けたままにしてもらってる時が多かった。

 

廊下を通る人達の姿を眺めていたかった。

 

毎日、同じ人が行き来しているように思えた。

 

歩き方も同じ人は同じ歩き方をして、おなじ服装していて。

 

ある時、いつも毛糸の帽子をかぶってボソボソ歩いているおじいさんに、

 

部屋の中から声を掛けた。

 

『こっちに来て話していきませんか?!』

 

嗄れた声で精一杯大声出したつもりだったけど、気づかずおじいさんは行っちゃった。

 

 おかしいと思った。

 

同じ人ばっかり。どうして同じ人が行ったり来たりしてるの?

 

 担当医のT先生を見かけたら、呼ぼうといつも廊下を見ていた。

 

近くに住んでるはずだから、病院にいないときでもすぐ来てほしいと思っていた。

..

 もうひとりの担当医の先生の名前を、

 

昔の担当医の先生の名前と混同していて

 

その名前を言おうとしても出てこず、覚え方として、

 

自分の苗字をさかさまに読むといいのだと(間違いなのに)脳が命令していて、

 

さかさまに読んでみて、苗字にならないじゃん。おかしいと思った。

 

ある時はその先生は『休暇で有馬温泉に行ってます。』って聞いて、

 

なんで、そんなとこ行くのよ。

 

私の病室の壁に張ってある記録表を使って、

 

看護師さん達の慰労会みたいなのの、計画立ててるって聞いて、

 

なんで、そんなことこの部屋で話すのよ。

 

今から思うとすべてうその話だけど、なぜかそう思って不信がっていた。

 

隣の部屋から、苦しそうなうめき声や呼吸法の練習が聞こえてきて、

 

ああ~隣の人も頑張ってるんだと思った。

 

私も息がしにくく、咳き込む時が多くなり、

 

ゆっくり吐きだす呼吸法を心がけていた。

 

痛みの激しいときもその呼吸方を試みていた。

 

励みになっていた隣の人の声、

 

『ここはどこぞ?また、ここにもどってきたんか!!嫌だ~』恐ろしがってる声だった。

 

虚構の世界だったかもしれないけど、それを聞いてますます、

 

この病棟は偽物だと思った。ますます恐ろしさが増してきた。

 

廊下を歩いている人たちはサクラだと思った。

 

患者や面会者のふりをして、私を騙そうとしているエキストラだと思った。

 

この病棟から、早く逃げなくちゃ!と思った。

 

おまけに、停電がありますという日があって、

 

急がなくちゃベッドの上で死んじゃうと思った。

 

この病棟から、逃げ出したくて1階に下りようと

 

歩くのもままならなかったのに、看護師さんによりかかって廊下を歩いていた時、

 

『下におりる!』と言い張って、『先生に怒られるけん!』と必死に止めようとする看護師さんを

 

引っ張ってエレベーターに押し込んで自分もエレベーターの中へ倒れこんだ。

 

座り込んだまま頑として『下におりたい』と動かなかったら、

 

看護師長さんが『私が行きます。』と言って乗り込んできてくれて

 

看護師長さんと看護師さん2人に付き添われて1階におりて売店の中を見てまわったりした。

 

ぐ、7階病棟に引き戻されたけど夜中、

 

自分ひとりでエレベーターで降りてタクシーつかまえて

 

ここから脱出しなければとも考えをめぐらしたりした。

 

ある夜中、目覚めると方向感覚ゼロでどちらがベッドの上部か

 

部かわからなくなっていた。

 

枕があるはずなのにない。

 

逆さま?点滴もついてるはずなのに?

 

そういえば、点滴に注射器で薬を差し込む看護師さんを感じ

 

毒を入れてるんだ!などと不信がったりもしていた。

 

県病院へ戻らなきゃ!

 

すべて行動をさかのぼっていったら、

 

きっと身体も治るなんてありえない幻想を信じて

 

その通りにするには今すぐ県病院に戻らなきゃ!という思いにかられ、

 

夜勤の看護師さんを独り占めにした。

 

とりは男の看護師さんだったので、『あんた、男やろ!車で県病院まで運んで!』と言い張った。

 

『県病院行っても入れんよ』他の看護師さんも必死に私を説得しようとしていたが、

 

ベッドから降りようと暴れて車椅子持って来て!と怒号している私に

 

手のつけようのなさを感じてたと思う。

 

『他の患者さんもいるんやけん、堪忍して~すごい力やね~ちょっと、ちゃんと押さえとってね・・』

 

と言って男の看護師さんに頼んで他へ行ったりしていた。

 

その間も必死で動こうとして、ひとりになった看護師さん相手に格闘していた。

 

それから、どうしたのか覚えていない。

 

すごい格闘してたことと

 

行動をさかのぼらなきゃいけないという頭の中の命令の声だけはしっかり記憶に残ってる。