今日は、父の恒例のカラオケデーで昼から母が家に来る。父が途中で、うちに母を降ろしてカラオケに行
く~と言うふうになってる日。
ピンポーンなって、インターホンみると、また母の顔の隣に管理人さんが写ってて、母がお礼を言ってると
いうか・・・管理人さんが押し方の説明をしてくれてるような会話が聞こえてた。
やっぱり、いつものように、母はひとりの時は、うまくピンポーンを押せないらしい。
エントランスの扉は開けたけど、念のため、迎えに行く。階段のところで上がってきた母を迎える。
手には、父が作った、ケーキやらゼリーやら、息子にって唐揚げの入ったパックを持ってた。
『何回やっても開かんのんよ~ちゃんと押したのに~』
いつもの困り果てた(´・ω・`)で訴える母。
部屋番号押して、呼び出しボタン押すんよ~
押したよ~
毎度っ毎度のセリフ。
夜中に雷が鳴った時の話で
母は、『11時半くらいに、トイレに起きたら、ぴかぴかって2回、2階の部屋の電気がついてびっくりしたん
よ!!鍵かかっとるのにおかしい~誰かおるんじゃろか~思うて、上がってみようかとも思ったけど・・・
あとでとうちゃんに聞いたら、雷や~言うたんよ。
かあちゃん、まさか~ぜんぜん音聞こえんけん、雨降って雷なっとるなんてわからんかったんよ~』
かみなりを、2階の部屋に電気がついたと思っただけなんて~すごいわ~って私は思ったわ~
小さい子が好きな母に娘や息子が小さかった頃のアルバムを見せたりしておしゃべりした。
最近の写真も見せたけど、最近のことでも忘れてることが多くて、
え!覚えてないん?とか言っちゃって悪かったかな・・・自分でも『かあちゃん、覚えてないんよ。
人の名前も忘れてしもた~』って気にしてるとこ、ある。『だけん、とうちゃんが、ぱ~になっとる~言うん
よ。』
母は、脳神経外科でもらってる認知症のお薬と高血圧のお薬と、乳腺外科で、癌細胞を抑えるための薬
を朝、飲まないといけないのを、父が監視してる。
母は、ときどき忘れる。
私らに、『もう、病院行かんでもええやろう~薬もいつまで飲むん?』と時たま聞いてくる。
その度に『一生飲まんといけんのよ~・・・私だって一生飲まんといかんのよ~』と言い
父は、『飲まんとこれよ~』と言って、母に向かい手を合わせて合掌~頭を下げて拝む姿をする。
バカいいなさんな~と母は笑う (-^□^-)
自分の家にいるときはちっともじっとしてなくて、私が行っても、あれやこれや、動き回ってて、しゃべる時
も立ったままで落ち着かない母。あれこれ、食べ物出してきて、『これ、食べてみい~食べなさい・・』の
連続・・・・『今、おなか一杯やけんいらん』と言っても『なんで~』と言ってなんとしても食べさそうとするん
だから~
私の家に来たら『とうちゃん、4時半までやて~』
コーヒー飲む?と言っても何もいらん・・食べてきた・・・で何も食べようとしないし、飲もうともしない。
アルバム見ながら、おしゃべりして、各部屋覗いて・・・
義父のお仏壇の傍にかかってる大きな写真みて、『あの男の人は誰かね』・・・・義父のお葬式にも行った
のに、忘れてる。・・・・アルバムを見てても、義妹やその連れ合いさんのことも、会ったことあるけど、
もちろん忘れてる。
そういえば、弟のお嫁さんのお母さんに会ったときも、『あんた、誰?』て言ってしまって、父が焦ったって
言ってたよ。
写真見てても、すっかり記憶なくなってる出来事もあるけど、覚えてるのは『これは、覚えてる!』と
嬉しそうに見てた~
洗濯もの、取り込んで次の洗濯物を私が干してると、
母がとり込んだ洗濯物をたたんでくれてた。・・・・たたみ方、(うちのと)ちがうけど、そのままで片づけた。
配偶者さんがいたら文句言われるけど、今は文句言う人いないから。
アルバムを見てる時は、娘と息子が、歳、だいぶ離れとるね~を何度も繰り返してたよ。
入院してた時、一緒に病室にいたときのテレビのチャンネル、母の見てるチャンネルってうちではあまり
付けないとこだったのを思い出して、そういえば、水戸黄門みるんやったね~何チャンやった?
って変えたら、ちょうど、水戸黄門が出て来たよ。
よかったって思ったけど、ちょっと見てたら父のお迎えがきた。
父のカラオケデーぐらいしか、母がうちに来ることもないので、またの時はどっか、お茶しにでも連れてい
きたいな~母は父と口げんかもするけど、基本、いつも一緒で離れたがらない。
たまには母娘、孫娘3人組でお買い物ってのもいいんじゃないかい・・・