最近TVでトムクルーズ主演の映画2作品、連続2週放送があったよね。


”オール・ニード・イズ・キル”は、タイムループを題材にしたSF映画で、主人公は最初、臆病で軟弱な


人物として、登場し程なくして、あっけない死を迎えるけど、タイムループによって時をさかのぼって、


ある、全く同じ場所に何度も生き返る。


たった1日のことなんだけど、何度も死んでは生き返りを繰り返し、強くなっていき最強の男になる。


その、何度も何度も繰り返すってとこに私はすごくリアルを感じるんだ~(*^-^*)


6年前、生体肝移植術をした時、術前、肝性脳症を起こしてた頃がそうだった。


『おんなじことのくりかえし!』って私はよく叫んでた。その頃。


検査等で病棟から移動する時、車いすを押してくれる看護師さん(男性の)にそれをまたぼやいてると


『そやけど、みんなそんなもんやで~毎日同じことの繰り返しやで~』って彼は言った。


『意味が違うわ~わたしのとは。』って私は叫んだ。


どうせわかるわけないか~とも思った。


起きてるのか夢をみてるのかわからない、時間も空間も感覚が狂ってるころだった。


1日になんどもなんども食事がきた。


身内が会いに来てくれての会話も、同じことの繰り返し。さっき同じこと言ってたじゃん。


次に私がなんて答えてむこうがなんて言うかもわかってる。


それが私の現実だった。それが私の実感なのに、みんなは私がおかしいと思ってる。


なんでおんなじことのくりかえし~いつまで続くの~


映画の中では同じ体験をした女武者みたいな人も、それを知ってる科学者も出てくるけど


病院の中の私はひとりきりだったんよ~


怖かった~苦しかった~


だから、”オール・ユー・ニード・イズ・キル”の映画を観ると、あの頃のこと思い出すよ。



もうひとつ、”オブリビオン”という映画も好き。


これも未来のSF映画で、主人公はほんとは記憶を消されて、あざむかれてる状態なんやけど、


心の中の大事な愛の部分の記憶は残っていて、断片的に画像が頭に浮かぶんだけどわからないって


状態でストーリーが進んでいくんだけどね。


途中で、自分とそっくりの人間と遭遇するんだけど、その相手の自分の時間がまた、今の自分の時間と


ずれてることに気付くことになって、・・・・そこんとこがまた私の不思議体験と重なるっていうか~


だからこの映画もリアルに感じるよ。



トムクルーズ主演の映画はミッションインポッシブルシリーズが大好きで全部観てるけど


この映画の方がリアルに感じられます。  (*^-^*)