─経緯─
2017年9月12日、「卵巣がん」の疑いを指摘され、翌日S大学病院を受診。卵巣は約9~10cm大。破裂の危険があるとのことで精査と安静を目的に緊急入院。(その後、9月25日付で看護師退職) 10月26日に両卵巣、子宮は膣上部までの切除術(膣上部が直腸・尿管と癒着しており、切除不可能だったため)、大網部切除。右卵巣は術中に自然破裂。病理診断の結果は卵巣がんの中の明細胞腺がん 大網部に播種転移見られたことからⅢa期。12月21日よりTC療法(パクリタキセル ・ カルボプラチン)開始。3月2日より4クール目(3週に1回投与=6クール予定)
【本日4クール:抗がん剤投与29日目。自覚症状】
歯痛(歯医者行けよ…)
3月10日、酷い脱水症状により入院した篠崎ですが…いやはや、何だかツッコミどころ満載なことが色々ありまして…そのうちの今日は「ひとつめのネタ」を記事にします。
篠崎が緊急入院になった日、うちのおかんがついて来たのですが、私はマスクをしていたのにあろうことかおかんは「ノーマスク」でした。本来私もそこに気が付くべきだったのですが…もぉそんなこと言える体調ではなかったので、気づかなかったんですよね。
入院が即決まり、外来看護師さんに車椅子に乗せられてエレベーターで移動中、ぐったりする私にむかいこう問いかけられました。
「周囲の方で、下痢や嘔吐のひどい人はいませんよね?」
まぁ、症状が下痢だったので「ノロ」を疑われているのだろうとすぐに分かった私は「いません」と答えました。それからさらに、外来看護師さんはこう聞きました。
「インフルエンザの方も、いないですよね?」
…………(・ ・;)
ん? ちょっと待てよ。
インフルエンザ…インフル…インフル…インフル…
あ”!!!
私「いました!!! 母がインフルでした」
外来看護師「えっ!!!Σ( ̄□ ̄|||)」
「…あやつ…ノーマスクだった…」という言葉が、外来看護師さんの脳裏に過ったのは想像にかたくないであろう…。
それから──しばらくの間。
篠崎は、感染隔離対象ということで、個室に入れられてしまいました。
原因は…まぁ、下痢であることと──近親者にインフルエンザがいた、ということ。(勿論、病院都合なので差額ベッド代はとられません。)
ところが…ですね。
私の病室に来る看護師さん、みんな「さぶっ!!! 何この部屋!!」って言うんですよね…。実は、篠崎にはあまり感じてなくて…。
あまりにみんなが言うもんだから…思わず聞いちゃいましたよ。
「あのぉ…。この部屋で、どなたか『亡くなった』んですか?」
看護師さん達、「うーん…。たぶん、それはないと思うけど…」と言いつつも、「それにしても、寒さが異常」という曖昧さ加減。
とある夜勤看護師さんは、「めっちゃ寒い! 何ですか、この部屋!!」と言った後、しばらくして───
「もしかして…『アレ』系の寒さ…ですかね??」と自分から言い出しました。
『アレ』系の寒さ…っていうことは──アレですかね??
篠崎「えっ、やっぱり誰か亡くなったんですか?」
夜勤看護師「そ、それはないと思うけど──」
篠崎「そ、そこ大事ですよ!!(かなり真剣)私、今から『一晩越す』ンですから!!」
夜勤看護師「な、何かあったらコールしてください」
篠崎「コールしたって、来るまでに時間かかるじゃないですかぁ!!(超真剣)その間に貞子出て来ちゃったらどうするんですか!!」
夜勤看護師「だ、大丈夫です! 篠崎さんのコールなったら、すぐ駆け付けますんで!」
ぜぇったい!!!「すぐ駆け付ける」とかいったって、来ないのがお約束なんだよねぇ…。
リングの真田広之だって、呆然と見ている間に死んじゃったじゃないかぁ…。まだ子役だった竹内結子だって、助けを求めたくてもそれをする前に死んだに違いない。
塩でももっておくかなぁ…。
お、そうだ! 「目には見えなくても、写真にうつる」ということはよくあることだ。実際、私もついこのあいだ、室内で発光体がカメラの動画に写っていたのに、実際の目で見えなかったということがあったじゃないか。そうだ、カメラで撮ればいいんだ。
カシャ!
…よし、いない。
カシャ!
よし、ここにもいない。
カシャ!
ほーっ…。なんとかいないみたいだ…。良かった。
そして篠崎は…ひとまず安堵して眠りにつけたのであった…マル。
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