学校開放で授業の様子を見てきました。

 

10月を振り返ってでも記したように、割とのびのびとしていて素のままで、不安な要素は見当たらずホッとしました。

 

1時間目の授業で、少し目をぱちぱちさせていましたが、気になったのはそれくらいでした。

 



いつの間にか作業も早くなり、各自の作業も早々に仕上げていました。保育園の時はゆっくりで大丈夫かしらと思ったこともありましたが(WISCでも処理能力が低かったです)、作業効率が向上したようです。

 

思えば、スイミングでも着替えが早くなり、1分で更衣室から出てくるようになりました。着替えが終わっても人工内耳を防水パックに入れないといけないからもあると思います。やはり他の子より準備に時間がかかります。まだ私がセッティングしてあげているので時間はとりませんが、これもいずれ自分でしなければなりませんからね。。。

 

学校でも作業が早く終われば、先生の話を聞くゆとりができるでしょうし、周りの子の様子を気にする余裕もできるんだなと、授業を見学していて感じました。やはり難聴児は身の回りのことは早くできる方が何かとメリット多いと思います。また書く作業が多いので、これから就学を控えている子は、文字を書くことに慣れていた方がいいと思います。

 

 

 

さて、聞こえの方はどうかというと、ロジャーを使ってもらっているので問題ないようです。説明のあと、すぐに作業を始めていたので理解もしていると思います。

 

先生が各机を回りながら「終わったら手を洗いましょう」と言ったことは聞き取れていなかったのか、息子は作業が終わっても洗いに行っていませんでした。(もしかしたらその時ロジャーがオフになっていたかもしれませんが)

 

ただ、周りの子の中にも洗ってない子がいたので、聞こえていなかった子もいたのだと思います。

 

逆に、聞こえる子でも、聞き漏らしたり、聞こえなかったりする様子を目にして、難聴児が先生の指示をひとつふたつ聞き漏らしても、担任の先生はそんなに気にもしないだろうなと感じました。これが公立の普通小学校の限界ですね。

 



ロジャーを活用してもらい、イスの足に消音対策してもらうことは最低限だと思いますが、それより先のサポートがどれだけ充実するかは本人が声をあげることや先生とクラスメートの難聴理解で成り立っていくのだろうと感じました。


聞こえればできるのにという悔しい思いはなるべくさせたくありませんが、自分自身が困らないとなかなか本人の声が聞けませんし。。


そういう意味では学校生活はまだまだ手探りといえるのかもしれません。





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