もう二度と会えない


時に耳にするこの言葉の本当の思いを

私は少しもわかっていなかった


例え地の果てでも

遠くに居るのと

居ないのでは全く違う


永遠なんてない

事あるごとによぎるようになってしまった


きちんと生きて、あの世にいったら会えるよ

、、

ひねた私に知人の言葉は全く響かない






五人暮らしは今、娘と二人になってしまった

しかし、娘との間にはもう何年になるだろう、

埋められない溝が出来てしまっている



娘に永遠なんてない、と言っても到底伝わらないであろう


似た者同士

不器用過ぎる親子



今しかない時間は過ぎてゆくばかりである





 道端の恋歌(百人一首)