桜切るバカ 梅切らぬバカ | からふるテュール

からふるテュール

北欧神話の神様“テュール”は英語の火曜日tuesdayの語源
そんな火曜を中心に活動する
ゆららのパステル作品と
パステルで彩った“からふる”な日常です。
好きをいっぱい詰め込んで♡

ご褒美のような季節が
また一区切りしました。
 
桜が散り
2021年もまた一コマ
次へと進んだのを実感しています。
 
 
 
 
桜といえば
 
桜切るバカ
梅切らぬバカ とはよく聞いた言葉で
 
手折られてしまった桜を目にするたびに
それをしてしまった人を
どこか冷ややかに思う
かつての私でしたが
 
その戒めのようなものを破って
この春の桜の枝を
何本か頂いてきました。
 
 
 
 

「さくらのバンニョス」

・・・とやらをするために。

 

 

 

 

 

 

 

 

この薄桃の桜の花たちを

煮だして、沐浴のように頭から浴びると

桜のエッセンスが体を優しく整えてくれると

そう聞いたので。
 
 
「バンニョス」とはポルトガル語で「浴びる」を意味するそうです。
 
桜に限らず
きっと形あるものであれば
その固有の響きを転写した水は
各々の顕れ方をして寄り添ってくれるのでしょうね。
 
 
 
 
とにもかくにも
桜の優しいささやきに寄り添って欲しくて
知り合いの古木の枝を必要な分だけ
いただいて帰ってきました。
 
 
 
バンニョスを教えてくださった方が
こう一言添えられていました
 
花をいただく時には
必ず桜の木に挨拶をして
花をいただく許可をもらってください。
それは人間から自然界に対する礼儀であり
リスペクトの表れです。
 
 
どうそれを伝えるのが正解なのか
分からなくて・・・
おずおずと「一枝くださいね」と呟きながらの私でしたが
 
桜さんにちゃんと届いたかな。
 
 
 
 
 
こうして
何かにかかわると決めた時より
人と人でもそうであるように
 
向こうから響いてくるもの
自分から歩み寄るもの
 
意識を紐づけする双方から
共鳴する準備は
始まっているのかもしれませんね。
 
 
今年の桜との想い出を
ちょっぴり記録しておきます。