ふと思い立って
記事をさかのぼってみました。
私が『私の庭づくり』を始めて
まだ間もない頃のブログ
もう4年前のことのようです
そっか4年か。
意気込んで始めた庭づくりも
木々の成長が全く思わしくなくて
切ないやら、可哀想やら、悲しいやらだったっけ。
それは
置かれた場所で咲く花々や木々の
健気さや賢明さに
たくさんのことを教わり続ける毎日でもありました。
昨日その庭で
うどんこ病で毎年傷んでしまうヤマボウシを
見あげていました。
移植当時の4年前からずっと
花をつけることはおろか
まともな葉をつけることもままなりません。
そろそろ満開の花の時期なのだけれど
我が家のヤマボウシにそれを望むべくもないのです。
無知な私の肥料過剰投与が
そのうどんこ病の原因を作ってしまっていたのかもしれないと気付き
ここ数シーズン
より良い方へと、思いつく事は何でも試しています。
そんな昨日のことです。
こっくりとした夕陽に
輝く若葉がきれいで
その一枚に触れながら
『花なんていいから・・目いっぱい茂ろうね。がんばれ。がんばれ。』
そう話しかけていました。
昨年、そしてさらに今年と
わずかながら
葉っぱたちは勢いを増してくれた気がします。
不承不承ながらに樹高も伸び
がんばって大きくなってくれたなぁ・・・と思ったら
ただただ嬉しかったのです・・が
梢のその先が
空へと延びる先を見て
思わず大きな声をあげてしまいました。
ふぇ???!
んがぁぁぁぁ!!!
おっさんみたいな声(笑)をあげた私が目にしたのは
ヤマボウシの花でした。
小さくて
不恰好で
お世辞にも可愛いとは言えない容姿の
花のようなもの・・・が
枝先に2輪ついていてびっくり。
嬉しかったなぁ。
本当に
嬉しかった。
我が家にやって来た草木たち
声を上げることを知らない
その子たちの日々を
縁あって
預かり、暮らす私は
声が聴きたい
いつもいつも
そう思ってばかりいるけれど
言葉を交わし合ったように
幸せな気持ちになれた
夕暮れでした。
今日はね
庭にね
西洋ミツバチさんが来てくれたんだよ
ミツバチさんが
せっせと蜜を集めるように
私も生き物として
自然として
自然に
生きていかれたらいいな