いよいよ最後の晩餐
楽しみにしていたチリクラブを食べに出かけます。
もともとツアーの中に組み込まれていたご飯なので
多分期待するほど豪華ではないとは思うけど
シンガポールと言えばチリクラブ。
名物はちょっとぐらい食べとかないとね。
私たちのほかには一家族だけ。
いままでのパッケージで一番少人数でした。
ご一緒したのは
祖父母と孫娘2人の4人様。
お店に向かうバスの中から
そのご家族、口げんか中らしくちょっと不穏な空気
帰国便までの残り数時間では
どうしても消化しきれそうにないお楽しみがあったみたいで
お孫ちゃんがぶぅくれ
それを見てじいちゃんばあちゃんが喧嘩してる。らしい。
現地ツアーガイドさんのジェーンさんに
あれこれ、この後のことを尋ねてました。
大丈夫なのかしら・・と
他人事ながら心配になってしまう
聞こえてしまうばっかりに
チリクラブを食べながら気になって気になって(笑)
あ、肝心のお料理はツアー人数と同じく
いかばかりか、いや、随分
コンパクトでした。
ま、私はそれでも十分でしたけどね。
手をベチャベチャにしながら食べる料理なので
備え付けのエプロンをして
↓日本からもっていった手袋までして
食べましたよ。
おかげでそれなりにキレイに食べられたけど
そもそも量がかなり少なめだったから
きれいにフィニッシュ出来たのかもしれません
空気が不穏だからか
食べにくいからか
このあとの説明を
食事中ずっとガイドさんに相談しながら食べていたからか
お隣のおじいちゃんのお洋服には
かなり派手にチリが飛び散ってましたが
そんな事は1㎜も気にもされていないご様子で
行き方も、行く時間があるかどうかも分からず
帰国便に間に合うかすら怪しいという
孫たっての希望を、何とか叶えようと
次から次へと
ガイドさんに質問を浴びせています。
どうやら
さき程まで私たちが行っていた
ガーデンズバイザベイの
クラウド フォレスト。
東南アジア、アフリカの雲霧林を再現し
人口の山と、高さ35mの巨大滝を配した温室へ
行きたいらしい。
それに応えんと
あれこれと出来うる限りの説明を
親切なガイドさんは
じいちゃんばあちゃんに
そして孫たちにレクチャーしていました。
ついでのように
○○さんはこのあとどうする?
ベイサンズ。ショー。見る。いいよ?!と
私達までガイドさんに提案されました。
そう
この前観たマリーナベイサンズの
対岸のショーです。
なんとなくその気にさせられて
ならば、そうしましょう。となり
ここから
この御家族と成り行きで
またご一緒することになっちゃいました。
ガーデンズバイザベイと
ベイサンズは同じ駅を利用するのです。
同じ駅。
そう
地下鉄の駅。
というわけで
あんなに避けていた
地下鉄マスラピッドトランジット
MRT に
成り行きで乗ることになりました(笑)
しかも
この御家族のこれからの冒険を見かねたガイドさんが
タッチパネル式の切符の買い方を、一から教え
改札も使い方も指示し
一緒にMRTに乗せてくれたのです。
自宅へ帰るための方向が一緒という理由だけで。
まるっと勤務外のボランティアです。
で、我が家もそれに便乗したという(笑)
ありがたやぁ。
無事ベイフロント駅に付きました。
たった一駅の冒険だったんですけどね(笑)
フィンランド、ロシアと続き
今回の旅もまた
思わぬ偶然な出来事が重なって
予定外に冒険と経験を積むことが出来ました。
ちっぽけな事の連続だけれど
こうして私たちは
一個ずつ
良き思い出を
宝物のように鞄に詰め込むことになりました。
思わぬ
予定変更。
楽しいひと時でした。