山茶花の並木道 | からふるテュール

からふるテュール

北欧神話の神様“テュール”は英語の火曜日tuesdayの語源
そんな火曜を中心に活動する
ゆららのパステル作品と
パステルで彩った“からふる”な日常です。
好きをいっぱい詰め込んで♡

我が家の窓からの景色に
赤い彩りが添えられています。
 
たぶん山茶花だと思う並木道。
 

予約のお客様が来て下さるまでの
ちょっとの隙に

いつの間にか咲き誇り始めたそれを
カメラに収めようと
表に駆けだして
色々とアングルを考えていると

しゅーーーと自転車で
予約のお客様がいらして

「あれ?床屋さん何やってんの??」的に
振り返って通り過ぎていかれました。

こりゃいけね!と思いつつ

いらっしゃいませーーー!!と
声を張り上げながら
店へと駆け戻ったのでした。えへへ。

もうちょっと時間があったら
もう少し違ったアングルもあったけど

互いの時間を大切にしあえることに
頓着なされない方もいる中で
時間よりもちょっと早く
お出かけ下さるお客様には
本当に感謝です。

時は金なり。

感謝感謝です。






山茶花と出会うとき
いつもよぎる
忘れられない想いがあるのです。


それがこの山茶花
 
もとお隣であった土地に
ひっそり
毎年咲き誇っていた桃色の山茶花。
 


一人暮らしだったおばあちゃんの
忘れ形見。

主亡き後も
めぐる季節の中で
静けさの中にたたずんで
ちゃんと花房をつけるその姿が

何とも
・・・切なく
・・・さみしく

私の胸に
たくさんの想いを抱かせたものです。


のちに
我が家の続き地面となった折に
この山茶花が手折られることになった時のことを

たぶん私はずっと
忘れることがないと
そう思います。






 
今日思いついて駆け寄った
山茶花の花からは

近づかなければ
気づくことが出来ないほどの繊細さで
柔らかな香りが放たれていました。



こうして出会った
色や香りの響きは

この先も
きっと
私の中で
時折の思いとともに
センチメンタルな響きを添えてくれる事でしょうね。














ペタしてね

さざんか 
さざんか
さいたみち・・・・