秋の残り火

今朝も
窓の外は霜で真っ白になりました。

目覚めてからの数十分で
みるみる外の世界が
白さをまとっていく様を見るのは
寒さをより一層際立たせて
ともすればブツブツぼやきたくなる・・ところでもありながら

でも一方で

しん・・と厳かな
『冬ならでは』のその光景を

目を細めながら見入ってしまう程
大好きな時間なのです。





冬の精が
音もなしに　潜み立つ世界に

我が家の『もみじ』が今だ
秋の残り火を灯しています。




目が合うたびに嬉しくって
今年のもみじを
カメラに収めていた今日のひと時でした。


半分ほど散ってしまった
その小さな赤い葉っぱたちは
あちらこちらに吹き流されて
ひっそりと息を鎮めています。


出会った先でまた
私の瞳を釘付けにして

本当ならば
掃き掃除に
いざり出てきた私は
仕事もほっぽり出してしまうのでした。



水に浮かぶもみじ葉は
大掃除タイトルのつく季節にも

そっと側溝に
赤い模様を落としたまま
年を越すのかも・・しれません(笑)



だって　可愛いんだもんっ。