無償の愛を注ぐ女性と見返りが必要な男性 | 円満離婚カウンセラーゆらこのわかりやすい離婚の話

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こんにちは。夫婦カウンセラー・行政書士のゆらこです。

 

 

母親の愛は「無償の愛」とも言われますが、見返りを求めない無償の愛を注ぐことができるのは、女性の特質なのではないかと思います。

 

女性にとって、自分の子どもというのは、無条件でかわいいものです。

 

たとえ子どもの父親に対する愛情がなくなっても、そんなことは全く関係なく、自分の子どもには100%の愛情を注ぐことができます。

 

そして、女性は、心から愛した男性に対しても、無償の愛を注ぐことができます。

 

見返りを気にせず、相手のために尽くすことができるのです。

 

 

一方、男性にとっては、無償の愛というのは感覚的にわかりにくいのではないかと思います。

 

男性の場合には、何らかの見返りがあるからこそ、目の前の存在に愛情を注ぐことができます。

 

女性を愛するのも、その女性が自分に喜びや癒しを与えてくれるという大前提があってのことです。

 

 

男性は子どもに対しても、自分の子どもだから無条件にかわいいというわけではなく、自分に似ているから、自分になついてくれるから、愛する女性が自分のために産んでくれた子どもだから…などの理由があってこそ、かわいいと思います。

 

ですから、離婚して子どもと離れ離れになると、子どもに対する愛情が薄れてしまう人が多いのです。

 

子どもに会えないのであれば、養育費も払いたくないという人が多いのも、結局そういうことなのです。

 

 

男性は、見返りが全くないのに自分から他人に働きかけるということが苦手です。

 

逆に、しっかりとした見返りを与えてくれる存在であれば、友人であろうが、上司や部下であろうが、その人のために非常に一生懸命尽くすというのも男性の特徴です。

 

もちろん、みんながみんなそういうわけではないと思いますが、一般的な傾向としてそういうのがあります。

 

 

前回、結婚生活は女性がカギを握っているということを書きました。

 

具体的に女性はどういう心構えで結婚生活に臨めばよいかは、上記のような男女の特質を考えると、自ずとわかります。

 

 

まず、女性は、自分が心から支えたいと思える男性を選ぶことが大事です。

 

結婚して男性に尽くすことで最初から見返りを期待しても無駄ですから、喜んで尽くせる相手を選ぶにこしたことはありません。

 

女性に対して見返りがあるのは、たぶん結婚して何十年も経ってからです。

 

それまで尽くし続けられる男性を選んでおかないと、結局数年で「自分はこんなに頑張ってるのに報われない。もう我慢できない。」と離婚したくなってしまいます。

 

 

また、女性は男性に対して、しっかりとした見返りを用意しておくことも大切です。

 

見返りがあれば、男性はどんどん自分に尽くしてくれるようになりますから、それで夫婦円満になります。

 

見返りと言っても、凝った料理を作らないといけないとか、高いプレゼントをしないといけないということではありません。

 

毎日笑顔で「おかえり」を言うことや、こまめに「ありがとう」を言うことでもいいんです。

 

それだけで、男性は癒され、「この女性のために頑張ろう」と思います。

 

 

ついでに言うと、もし離婚することになっても、「自分の子どもなのだから養育費を払ってくれて当然」という思いは、男性側には通じないことがあります。

 

やっぱりそこには見返りが必要なのです。

 

男性は、何の見返りもないのに、お金だけ払うことにはなかなか納得しません。

 

公正証書で縛り付けるよりも、面会を通じて子どもの成長を見れるという見返りを与える方が、よほど効果的な場合があることを認識しておいてください。