次女の引っ越しも終わり、3人家族での生活が始まりました。
4月に入って私はボランティアも再開
またマイペースで楽しもう〜と思っていたら、旦那の携帯にショートメッセージが。
『お母さんが危篤です。連絡ください』
夕方に来ていたようですが、気付いたのは夜中でした。
旦那の実家で携帯電話を持っているのは義母だけ。
旦那に来たのは義母の電話番号からのメッセージ。
義姉が送ったようです。
旦那が電話しても、出ない。
実家の電話番号は変更されていて、旦那は知らない。
もう夜中でしたが旦那の叔父に電話して、こんなメッセージが来てたが…と聞いたら驚く事なく、
『俺のところにはまだ連絡ないな〜』と。
『個人情報だから…』と教えてもらえないかもしれないけど、もうこれしかないと、旦那、義母の入院している病院に電話。
旦那の個人情報と義母の息子だということ、義母の電話番号からのメッセージの内容、連絡が付かないこと、遠方に住んでいる事を伝えると、電話で話せる限りの義母の様態を教えてくれました。
どうやら本当に気を抜けない状態だと分かり、とりあえず旦那だけ車で地元に向かいました。
朝方、旦那が病院に着いたと同時に義母は息を引き取ったそうです。
すぐに私に電話があり、私から家族LINEで子どもたちに連絡。
長女はその日、仕事の予定でしたが会社の人に連絡すると、忌引を使って3日間お休みすることになりました。
息子はまだ春休み中。
次女にとってはタイミング悪く、就職したばかりで研修中。
師長さんから上に掛け合ってもらいましたが、まだ研修中なので忌引は使えないので欠勤になってしまうけど、師長さんは
『行っておいで』
と言ってくれたそうです。
けれど、みんなと一緒の研修が受けられなくなるという事は、次女がこれから仕事をしていくのを考えると簡単に『休みます』とは決められず。
悩んだ挙げ句、泣く泣く、ばあちゃんには心の中でお別れの挨拶をして、仕事に行くことにしました。
行くにしても行かないにしても、後悔は残るかもしれない決断。
社会人になって初めての、本当に辛い決断でした。
ということで、私と長女と息子は新幹線で地元へ行きました。
旦那の実家はお金がなく、お葬式はやらない事になりました。
義母本人も
『死んだら燃やすだけでいいから〜』
と言っていたらしいので、それで良かったんだと思います。
今、亡くなる方が多くて葬儀場も火葬場も空きが無いとは聞いたことがありましたが、やはり地元もそんな感じで、葬儀場の冷蔵庫にも空きがなく、義母は旦那の叔父(父方の叔父)の家で安置してもらうことになりました。
ここの家は、旦那の父方の本家で、今は叔父が一人で暮らしています。
亡くなった人なので悪く言ってはいけませんが、義母は常識がある人ではなく、親戚の家に行くときもヒョウ柄の服にサンダルという格好で行くので、叔母からはよくお叱りを受けていました。
そんな感じなので、義母は親戚の家にはお正月の挨拶にも行かない人でした。
お年玉の文化のない人ですしね。
そんな義母を、旦那の叔父の家で安置。
大丈夫なのかな〜と私は心配しましたが、旦那の父方の叔父叔母、みんな温かく迎え入れてあげていて、心の広さを感じました。
東京の自宅に戻ってから、
『義母は親戚の家に行きたがらなかったのに、最後がそこで良かったのかな?』
と聞いたら、
『義母も本当は行きたかったけど、常識のある行動ができないから行きにくかったんだよ。
叔母も会う度に小言を言って、直接本人に言ってきたからもう何のわだかまりもないから良かったんだよ』
と。
なんと、亡くなる前の日に、叔母が義母の亡くなる知らせを受けた夢を見たらしくて…。
きっと亡くなる事を義母が知らせたかったんでしょうね。
人って分からないものだな〜と思いました。
我が家は最近、外食に行く度に【44番】のテーブルに案内されるので、
『なんか縁起悪いね〜』
と話していたのですが、これも義母からの知らせだったのかもしれませんね。
義母は旦那には、心配させたくないからと、病気が悪化していることを隠していたらしいのですが、地元から離れてなかなか会えなくなってしまった息子や孫のことは気にしていたんでしょう。
(嫁の事はしらんけど)
孫の中でもいちばん可愛がっていた次女が、夢を叶えて看護師として就職して、安心して天に召されたのかもしれませんね。
義母は、癌で闘病していたのは知っていましたが、最後は骨にも転移して、今年に入ってからコロナに感染して肺も弱っていたそうで、死因は特定されませんでしたがどちらにしても体調はかなり悪かったようです。
亡くなった次の日の午前中にたまたま火葬場に空きがあったようで、すぐに予約を入れました。
叔父の家に安置されていた義母は、お気に入りの服を着て、義姉(義母から見て娘)にお化粧をしてもらい、少し微笑んだようなお顔をしていました。
火葬の日は、
親戚みんなで棺に入れて、叔父が御経を読んで。
お金がないからそうしたのですが、普通の葬式よりも暖かみを感じました。
叔母も葬儀屋さんとの話し合いの時に、どうしたら最低限のお金でできるのかを聞いてくれて、頼りない義父と義姉を助けてくれたそうです。
本当に、ありがたいことです。
火葬を終えて、親戚の方たちと食事をして解散した後は、叔父の家に行って、頼りない義父と独身無職の義姉に、義母に負の遺産がないかきちんと調べること、義母名義の口座や携帯の手続き等をするように言ってくれと叔父にお願いしました。
旦那から、またちょくちょく叔父に電話する事になっています。
叔父の家を出た後は、地元で人気のクレープ屋さんに行き、地元でしか買えないヨーグルトを買って、静岡県でさわやかハンバーグに寄って帰ってきました。
旦那は食欲も落ちず元気ですが、私の前で全く泣いてないので、そのうちに爆発しないかとちょっと心配しています。
なんだかバタバタで、とっても疲れてしまい、私は体調不良に。
次のブログ(いつ書けるか分からないけど)は、私の体の事を書きます。