2008年9月、大阪で用事を済ませた帰りに京都に立ち寄ることにした。
京都へは高校の修学旅行で来たことがあったが、個人的に来るのは初めてだった。
その当時、自分で計画を立てて泊まりがけの旅行するということがほとんどなかったため、旅行全体の移動や宿泊の調整や大阪での用事の準備に時間がかかり、京都散策についてはその場で考えて何とかなるだろうと考えていた。見どころが多すぎて、逆に計画がないと動きにくくなるなんて考えてもなかった。今となっては当たり前に思うことがそうではなかったことを当時の動きを見ながらふりかえってみた。
2008.9.6
21時頃京都駅に着いた。
環状線内の駅(新今宮?)から京都駅まで通しで切符を買う。当時890円ぐらい。
地元では同じぐらいの距離だと1000円を超えていたので安いと感じた。
この後、高校時代の友人を訪ねて、北白川まで行く。
この後、市バスを利用する。
今考えれば、京橋で京阪に乗り換えた方が、だいぶ安いし、出町柳まで行けて楽だということが分かるのだが、当時はJR以外の鉄道の存在を全く考えていなかった。
(しかもJRのみで行く場合も、大阪駅で1回区切る方が安くなる。)
そして、このときの奇行は大阪~京都間を普通電車で行っていること。
快速はともかく、新快速の存在なんて知らない。途中の駅で乗り換えの接続があったり、追い抜かれていることも知らない。
50分ぐらいで京都に着いたので、早いなぐらいに感じていた。
9月7日
友人にいくつかヒントをもらいつつ、京都市内をバスで回った。
何かあると京都駅に一旦戻って、バスを乗り継いでいるのが初々しい。
今でもバス系統の経由地は曖昧な部分が多いし、路線図の解読も時間がかかってしまう。
9:23
白川の洋風な建物
9:34
哲学の道
9:49
銀閣。改修中という貴重な姿を見ている。
9:58
銀閣境内内からの高台からの展望
銀閣の近くから大文字山に登ってみることに。
後に登山に多く関わるきっかけはここから始まったのかもしれない。
10:48
大文字山からの京都市街の展望。
10:57
右大文字の火床
銀閣寺道のバス停からは一旦京都駅へ。今、この行程だったら、そのまま北大路に向かうが・・・
13:00
京都駅内。10年経ってもあまり変わらない場所かもしれない。
14:03
北大路バスターミナルで乗り換え。地下でドア付のバス乗り場の設備に驚く。
14:23
船岡山山頂から見た左大文字。右京左京とは発想が逆なので、ついこの間も左右があやしいときがあった。
14:25
船岡山山頂の三角点。後ろの建物がサイレン塔であることはこの当時は知らない。というよりも、存在を意識していない。四神の玄武相応の地ということも知らない。
14:25
船岡山山頂の景色。双岡(左手のふたこぶの丘)が見えるなんて思ってもいないだろうな。この写真に写っている範囲より左手側だが、京都タワーちゃんと見ていただろうか。当時分かる数少ないシンボルだが・・・
14:34
建勲神社へ。織田信長が祭神であることは分かっていたようだ。
「けんくん」とは読めていたが、「たけいさお」の読みは絶対に知らない。
14:54
船岡山を下ったところにある中華料理屋で昼食。京都のラーメンというキーワードを聞いていて、ラーメン屋を見つけたという感じで入った。今も店の看板は出ているが、営業はしていないような印象を受けた。タイミングが悪いだけかもしれないが。
15:10
今宮神社
15:31
大徳寺内
15:38
枯山水の庭を見学。
船岡山とセットになる訪問地だが、当時ここに行っていたことは完全に忘れていた。
まして、この周辺の地区に日常的に行くことがあるなんて当時は思ってもいなかった。
16:21
下鴨神社。御手洗(みたらし)川。
時間からして、路線図をうまく活用し、ターミナルを経由せずに直接行けていそう。
四条河原町など多くのバス路線が通る場所も京都駅以外には知らなかった。
16:35
糺(ただ)すの森を歩く。
16:55
出町柳デルタ。亀の飛び石に興味がひかれる。
ここから大阪まで電車で行けることは分かっていない。
17:06
鴨川沿いを散歩。奥に右大文字が見える。
17:33
高瀬川。国語の教科書で知っていた地名ということで立ち寄ったはず。
17:55
京都市役所
近くの本能寺見たかな?
19:36
祇園のローソン。景観配慮の色づかいで教科書にも取り上げられるが、現在はドラッグストアに。
19:37
祇園、八坂神社。
この後、府庁付近を経て、堀川沿いの宿に宿泊。
9月8日
鳥取方面に抜ける前に嵯峨・嵐山に立ち寄る。
7:18
堀川の親水空間。
バスで京都駅へ。
8:24
渡月橋
8:42
清涼寺付近
「鳥居本」という地名を見て、千本鳥居があるかもと思って探すが、当然見つからず。
鳥居の並ぶ参道の景色(伏見稲荷のこと)は知っていても、どこにあるのかということは全く分かっていなかった。
こんな初々しい時期があったことは、日帰りできる環境に10年以上いて、定期券で訪問する期間もあると、完全に忘れてしまっている。