感染症情報2018年7月27日 | ゆら小児科クリニック院長のブログ

ゆら小児科クリニック院長のブログ

神戸市東灘区御影にある小児科・アレルギー科の”ゆら小児科クリニック”です。
アレルギー外来・予防接種外来・乳児健診外来・食物経口負荷試験外来があり、ネットによる予約システムを導入しています。

異常な猛暑に続き異常な進路の台風ガーン

 

日曜の診療時間に直撃の様相ショック!あせるあせる

 

心配です・・・。

 

 

クリニックでの感染症流行状況ですベル

 

 

1 RSウイルス感染症

 

インフルエンザに先行して夏頃から流行が始まる風邪のウイルスです。昨年は流行が早く、8月頃に流行のピークがありました。

 

クリニックでも最近増加傾向です。

 

もしかしたら今後さらに増加するかもと懸念しています。

 

 

兵庫県内の報告数

 

 

 

2歳未満、特に1歳未満の乳幼児や、基礎疾患(早産・ダウン症・先天性心疾患)のある乳幼児は注意が必要です。注意

 

 

【症状】

 

発熱・鼻水・咳嗽などの症状が数日続きます。多くの場合は軽い症状ですみます。乳幼児のお子さんで、咳がひどくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

 

 

【こんな症状があれば速やかに受診病院

 

・息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる


・咳で何回も夜中に起きる


・咳込んで嘔吐してしまう

 

・おっぱいの飲みが悪い

 

 

 

注意1ヶ月未満の赤ちゃんは、さらに注意が必要ですビックリマーク

 

生後1か月未満の新生児は、特別な症状が現れることがあります。

 

これは息を止めてしまう無呼吸という症状です。ひどい場合には突然死につながる可能性があるため、注意が必要です。

 

周囲に鼻風邪の人がいて、赤ちゃんに少しでもいつもと違う症状(鼻汁・くしゃみ・咳・鼻づまり・哺乳低下)があれば、迷わず受診してください。

 

風邪気味の家族は、新生児にうつさないように要注意です上差し

 

 

 

2 夏風邪(手足口病・ヘルパンギーナ)

 

ヘルパンギーナがやや優勢で多いですが、例年よりかなり少ないです。

 

ヘルパンギーナで厄介な痛みの強い口腔内の水疱性発疹もあまり目立ちません。

 

今年はこのまま少しの流行で終わるのかなと思っています。

 

 

 

兵庫県内の報告数

 

 

 

 

2日前に見た夕焼けです。

『マジックアワー(Magic hour)』ですねびっくり