昨年の子どもの運動会の後、私はぐったりと疲れ、さらにいろいろなストレスを我慢した心のダムが決壊し、夕方に癇癪を起こして暴れてしまいました。
(ショックすぎて、この時のことはブログにできていません)
それから1年。
またこの季節がやってきました。
私には2つの選択肢がありました。
・運動会に行く
・休む
数日前に、旦那は優しく「休んで良いよ」と言いました。
私は行くのが不安すぎて、とうとう今年も癇癪を起こしてしまったからです。
旦那「生理も来るんでしょう? 休める理由が増えたじゃない! 写真は保育園のスタッフに撮ってもらえるし、俺が行くから大丈夫」
私「でも、こないだ帰りに園庭で、息子がかけっこの自主練を3回もしたのを見て、『これは行かねば』ってなった。でも、本音は……辛いから行きたくない」
運動会には、強い聴覚過敏と弱い視覚過敏、さらに予定変更など、私の苦手があふれています。
大きな音楽、マイクのスピーカーの割れた音、
子どもやお母さんたちの甲高い声が複数聞こえる状況、
プログラムの名前では予測不能な内容、
ずれていくタイムスケジュール、
入り乱れる子どもたち、
日射しの眩しさと寒暖調節の難しさ、
プログラム観戦と甘えてくる息子の対応のマルチタスク、
息子を抱きながらの準備体操という名の知らない曲のダンス
我慢すれば良い…自分が生徒だった時はできたじゃないか…と思っていた昨年度、心が決壊しました。(夕方の癇癪で吠えて暴れたことを日記に残しています)
昨年から1年がたち、私は強力なお助けグッズも手に入れました。
でも、職場の同僚も数人いる保育園です。
イヤーマフを着けて運動会に出られますか?
水色のサングラスを付けられますか?
救護スペースや園庭の隅っこに避難できますか?
いつ限界が来て倒れるかもしれない状態……
絶対変な顔で見られる……
というか、なぜ世の中の他の保護者は平気な風をして運動会に出られるんだろう?
なぜ自分一人が気持ち悪さを我慢しながら、参観しなければ行けないのだろう?
イヤーマフを隠す帽子を買ったり、いろいろ試して、複数案から当日のコーディネートを選びました。
水色のサングラスはしていきます。
ヘルプマークも付けていきました。
手がしびれてくる特有の不快感で、限界と戦っていました。
結局、アブに刺されたため、子ども出番がない間は、救護スペースにはお世話になりました
(パニック症状が出ているなと思ったため、クールダウンさせてもらいました)
同僚たちは、きっと自分たちの子どものことで頭がいっぱいのはず……(そう信じたい)
ここまでしても、私は運動会で走る我が子を応援したかったんです。
なぜかというと、「自分が子どもの時は、2人目だからという理由を言われ、親が学芸会や運動会、保護者説明会に来なかったため」です。
今、思えば変な親です。
もしかしたら親も聴覚過敏があって辛かったのかもしれない。と考えたいくらいです。
でも実際は、親が基本的にスケジュール上、自分たちの仕事優先で、兄の行事優先で、私に割く時間がなかった。
私は学芸会で悪役(笑)のボスを一生懸命、演技したのに。
私は10人くらいの合唱で指揮者もしたのに。
兄の方がもっと優秀で、もっと規模の大きい目立つ大役をこなしていたから。私は兄の劣化コピーでしかなかった。
「親が来なくて悲しかった幼い私」を癒すため、
さらに本当に息子が求めていたため、運動会に行った。
でも、私もいつまでできるだろう……。
イヤーマフ&サングラス着用しても、アブも出るし、手がしびれて休まざるをえないほど余裕がないなんて……。
ていうか、保育園にアブいるの??
想定外すぎるんですけど。