「子どもの泣き声でノイローゼになる？みんなそうだよ
」
「家族の寝息が気になって寝れない？育児中なんてそんなもんだよ。母親なんてそうだよ
」
我慢して、職場復帰して、３ヶ月。
身体は疲れているのに、３時間しか寝れない。
不眠の日々を１ヶ月。
おかしい。叔母と産業医と保健師さんに相談して、
「不眠」が主な症状で、精神科&心療内科に予約して行ったら、なんと原因は「生まれつきの聴覚過敏」と判明した。
(さらに、この聴覚過敏の元の原因としては、ASD&ADHDの発達障害の疑いがあるんじゃないかと言われた。
)
ADHDの疑いについては、「そうかもね…」と身に覚えのあることが多い。
ASD併発の疑いについては、実は、まったく身に覚えがなく(汗)、「えっ、まさか私が！？
」とびっくりした。ただ、以前から書いている抜毛症もこれが原因かもしれない、とのこと。
毒親…についても、愛情をとりわけ感じづらいのなら、実親に愛着を感じなかったり、聴覚過敏なら、実親の声ですらわずらわしい、と思ってしまうかもしれない、と感じた。
確定診断は、まだである。
とりあえず、「聴覚過敏」について、育児での困難が出やすかったのかな、と思いました。
「子どもは育てやすいタイプなのに、なんでこんなに私が辛くて、いつもソワソワして、逃げ出したくなったり感じるんだろう？
」
「発熱中の子どもの寝息の荒さが気になり、一睡もできず、私がパニックになって、夜間診療に駆け込んだら、『確かに高熱ですが、息の荒さはないですよ
』と言われて⇒ここで自分の感覚のほうがおかしいと感じた
」
「保育園に行くと賑やかなんだけど、先生に話しかけられて、私がフリーズする
のはなぜなんだろう？」
こうした困難の理由が、一気に腑に落ちた気がした。
イヤーマフをやっとの思いで試し、(旦那よ、ありがとう！
)
子どもの泣き声や「おおっ！」とかの大声、オモチャの鳴る音、ぶつかる音…これらがすべて苦手で、私がイライラ&ソワソワ&プチパニック&夫婦喧嘩していたのが、嘘のように消えた。
旦那とハイタッチしたいくらい嬉しかった。
他にも、買い物や掃除機の音が平気になった。
今まで、「自分は疲れやすいんだ。場合によって◯時間で疲れる」と思って原因まで突き止めきれていなかった。「ちょっと耳が良い。何でも聞こえる」が、どのレベルで、日常にどの程度支障があるかなんて、自覚が難しかった。
イヤーマフを着けて、いろいろ日常生活を送ると、見えてきた。
そして調べたり、精神科医に「聖徳太子みたいに何でも聞こえちゃうんです。便利ですが、耐久時間があって、辛いです」と話したり、YouTube の感覚過敏VR体験(川崎フロンターレ公式チャンネル)を見て「これ私だ
」と気づきを得たり。
子育てでは自分の聴覚過敏で、これからも困難を感じたりすることはあるだろう。でも、対策をこれから考えていこうと思う。
このブログが、いちおう毒親ブログなので、ちょっと書いてみますが、
２０年前、
私が小学校4年生の時に「抜毛症」で担任に親が連日呼び出された時に、「通塾のストレスがあると思う。病院に行くべき
」と言われて、母は、母の職場の医師に相談して「お嬢さんは感覚で敏感なところがあるかも」と言われて、「どんな治療を？
」「感覚を鈍くするお薬を出されるでしょう」「じゃあ、行くの止めます」と言って通塾を続けさせた。
この精神科医の話が、２０年後の今、ようやくつながった。
当時、「イヤーマフとか耳栓を試してみましょう」と言われていれば…。
私は当時から聴覚過敏でストレスをためて、髪を抜き、集団生活や逃げ場のない場所が苦手だったようである。
※このブログのさまざまな毒親エピソード(過去記事)も、親と私のすれ違いの原因は、聴覚過敏だったようです。
聴覚過敏は、本当に自分では気づきにくい。周りからも気づかれにくい。
この記事も、今、困っている誰かの助けになりますように！