義母からの食料を受け取ったので、お礼で連絡を入れます。
旦那と義母が電話で盛り上がります。
その時に、「地元では、戌の日は何か風習はあるの？
」
と旦那が聞きます。
「特にないよ。私の時はしなかったよ
」
と言う義母。「すずさんのご両親は何か言ってないの？」
「そういう話はないらしい。
」
「そうなの！？
」
「で、うちら夫婦でお参りに行こうと思うんだけど、戌の日ぴったりには行けないの
」
その後、旦那と義母のやりとりは、電話ではなくLineで続いていました。
なんと腹帯を買ってくれ、戌の日ぴったりにお参りにも代理で行ってくださる！とのこと！！
ランチの時に旦那が義母のメッセージを伝えてくれます。
うれしくて、浮き足立って
、返信を急かす私に、旦那はチクリと釘を差します。
「すずよ、それで良いの？ちゃんと考えてる？」
熟考を求められます！
「おかんは良かれと思って言うてはるけど、すずが本当は嫌なら、断って良いんよ。条件反射みたいにすぐに返事しなくて良いの。よく考えて
」
「うん…
」
「ホラ、おかんも『でも夫婦で決めてね。うちらは決めてもらった通りに買うてあげるだけやから』って言うとるし
」
「うん…」
「腹帯も、いろいろ調べてから返事すればいいから。何日か要るでしょ？
」
「そうだね…
」
)今まで、
「親からの返事には無条件に従って、すぐに返事しなければいけない
そうでないと親の機嫌が悪くなる
」と刷り込まれている私には、信じられないような親子関係であり、新鮮な、親子の連絡の形です。
・すぐに返事しなくて良い。
・せっかくの申し出を断っても良い。
・じっくり調べる間は待ってもらえる。
(・代金を請求されるわけでもなさそう。そもそも幾らかかったかは伝えてもらえない
)
信頼しあって、お互いに自立している親子というものは、こういう関係性なのか、と勉強になりました。
そして義母との調整をしながら、義母よりも私の意見を優先し、私が「嫌かどうか」を聞く旦那の姿勢に、それはもう、心底ビックリしました！！
(続く)
(※執筆時点では帯祝いは無事に終わっています)