鍵善良房 In 京都・祇園 | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

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悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。

 

 

 

 

 

今年5月の出来事の備忘録です

 

GW後半2泊3日の関西家族旅行
 

初日『カドヤ食堂本店』さんで極上ラーメンを堪能
 

今回の宿泊は2泊とも京都に宿を取ったので
 

まずは荷物を置きに京都に移動しました
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして幼少の頃から息子くんは和菓子好きで
 

京都に来たら必ず彼が立ち寄るのが『鍵善良房』さん
 

1月に高校の課外授業で京都に来たときも
 

友達を誘ってここに来たらしいのですが
 

今回も絶対に食べに行きたいと強い要望でした
 

夜は今回の旅行を企画するきっかけとなったお店で
 

夕食を食べるのに大丈夫かな(笑)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてもちろんお目当ては《くづきり》
 

席に座り注文をすると菊紋様の干菓子の提供されます
 

これは《菊寿糖》と言い、元治元(1864)年当時の
 

菓子型が残っていて150年以上つくられてるお菓子
 

初期は片栗粉を使っていたが、昭和に入り、
 

素材を和三盆に変えてから有名になったとか…
 

当時はまだ和三盆だけでつくられる干菓子は
 

他になかったそうです。
 

当時としては大変な贅沢品ですものね(*^^*)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして《くづきり》です
 

材料は葛と黒糖蜜、水のみ。
 

葛を水で溶き、湯煎して冷水にとり細く切るのみ
 

でも注文してから作られる鮮度の良さは抜群です
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この黒蜜の旨さが堪らなくて、そして喉ごし
 

う~ん、やっぱり美味しいです😌💓
 

他のものも食べたい時にはちょっと量が多い(笑)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折角なので《水ようかん》も頂きました🩷
 

上品な甘さと滑らかな喉越しが堪らんですね
 

和菓子の甘さは干し柿の甘さを超えてはならない
 

和菓子の甘さは干し柿の甘さを上限とす
 

そんな言葉を聞いたことがあります
 

干し柿の甘さを超えたら下品な味わいになるのだとか
 

昔は上白糖なんてないし庶民には入手出来ないから
 

庶民が口に出来る最上の甘さは干し柿だった?
 

近代になり上白糖が入手できるようになっても
 

和菓子の伝統と上品さを伝える言葉なのでしょう
 

でも黒蜜は干し柿より甘いよね(笑)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口が甘くなったところで頂く《グリーンティー》
 

この仄かな苦みが口中調味となってバランスし
 

極上の和菓子を食べると云うことが完了するのです




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