学生時代は1日一冊のペースで読書していたのに
歳をとるにつれて全く読書ができなくなっている
毎年読み返す『渡辺和子さんの著書』や
夏目漱石『こころ』等を除くと殆んど読んでない
忙しさが1番の理由だが読み出すと寝てる(笑)
さて無性にこの本を手にしたくなった
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岡本太郎の作品はピカソ的な要素があって
共に初期の頃からの作品を見ていかないと
その真価は判らない
作品後半期の一見子供の書いたような絵画は
その希にみる優れた基礎があるからに他ならない
かつて清春美術館でみたマティスの線だけの習作
線だから誰にでも書けそうに見えるけれど
その曲線のカーブの美しさは天才ならではだった
岡本太郎の言葉は真理だ
だからその言葉はけして古くない逆に新しい
それは物事の根っ子を捉えた言葉だからだ
岡本太郎は天才と奇才の神一重だと思っていた
でもそれは違う…
我々が欲や保身や周りの情報に操作されて
目が曇っているに他ならない
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岡本太郎は兵隊として戦地に赴いている
そこで生と死…地獄…人の醜さをみてきた
彼らの年代で戦争を煽る者は実際戦地に行かない
政治家や軍隊幹部だった者に他ならない
彼らは非国民と云うことや無理やりの大意をあげ
国民を煽動してきたのだ
実際に反戦を唱えてきた人々は戦地で地獄をみた
丁度一昨年7日に92歳で亡くなった父は
実際には戦地には行っていないけれども
軍需工場には動員されて意味もなく殴られた
だから彼は僕がテレビ映画『コンバット』を
見ているだけで怒りを顕にして電源を切った
戦争はそんなにカッコいいものではない…
養女となっているが実際のパートナーの岡本敏子
彼女が晩年力を注いだ幻の岡本太郎の大作
『明日への神話』には描き始めたころに副題とし
Hiroshima,Nagasakiと書かれていたという
岡本太郎そして岡本敏子が我々に伝えたかった
真理、メッセージをしっかりと受け止めることが
必要なのではないだろうか…
本に直接関係ないですが
大阪の『太陽の塔」に行かれる時は
絶対に予約して内部を見るべきです。
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