今日紹介するカクテルは
「神風」。
太平洋戦争における日本海軍の
神風特攻隊に由来して
名前をつけられたとも言われている。
・ウォッカ ・・・・・20ml
・ホワイト・キュラソー ・・・・・20ml
・ライム・ジュース ・・・・・20ml
カクテル自体は吹き抜ける風のように
辛口のカクテルである。
このBlogではあまり政治的なこと等は
書かないようにしているのだが・・・
先日、映画で「永遠の0」を観た。
最近、首相が軍国化を推し進めているように思う。
申し訳けないが、人を中傷する事は望まないが
あくまで個人的な意見として、
首相がヒットラーのように見えてならない。
僕は戦闘機、戦車 等々を美化することは
許せない。
カッコいいなんて思わない。
かつての戦争で命を落とした先人や
自衛隊等で働く方々には敬意を払わなければならない。
それでも、美化することは許されないと思う。
愛国心がない訳ではない。
どちらかというと、
愛校心や愛社精神は強い方だから、
愛国心も当然ある。
でも国のために死ねという考え方には
異を唱える。
戦争はけしてしてはならない。
戦争をしていいという理屈はけしてない。
特攻隊で死んでいかれた方たちは
極限の中で洗脳されたか、
ほんとうに嫌で死んでいったのだと思う。
貴方は国のために死ねますか?
貴方は国のために人に死んでくれと言えますか?
ならば貴方が死ねばいい。
人は国のために死ぬことはできない。
国を守るためではなく、
大切なものを、愛する人を守るために
仕方なく死んでいくのだと思う。
あるいは生きていくための職業として・・・。
戦争は絶対に正当化されない、
どんな理由があっても許されない。
それは人間関係においても同じ。
周りの人をも必ず不幸にする。
何故、それに貴方は気付かない。
首相よ、貴方が軍国化を進めるなら、
まずは貴方が特攻隊として先陣を切るべきだ。
或いは家族を先陣におくるべきだ。
無駄な命など、この世にはない!
そして命を無駄にしてはいけない!
そしてなんらかの理由で
国のために命を落とした方を
けして美化してはいけない。
美化されることを本人だって
心から望んでいるとは思わない。
それは死ななければならなかった理由と
自分の生きた意味、生きたという理屈を
後付けでつけざるを得ないからだ。
そうでなければ、人のために死ねないからだ!
もう一度いう、
大切なものを、愛する人を守るために
仕方なく死んでいくのだ。
映画は素晴らしいものだった。
色々と考えさせられた。
僕が焦点として、自分を同化させたのは
夏八木勲さんが演じた、
残された人のことだ。
僕が生きることを苦しみ、
人間関係に苦しみ、
その思いと重なるものがあった。
残された者の苦しみ。
僕が死ぬまで心の傷として十字架を背負うように、
この夏八木さんが演じた人物も
死ぬまで、その十字架を背負い苦しむのだろうと・・・。
映画の中で、岡田くんが演じた人の事を
夫婦で口に出すことはなかった、
でもお互いに
一日足りとも忘れたことはなかった
というくだりがある。
たとえ周りから楽しそうに、充実しているようにみえても
その本人の心の傷、ポッカリと空いた穴は
けして埋められない。
人が争うことは、醜いことだ。
人を不幸にする。
僕は、けして
人を不幸にしたくはない。