恵み | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。

PHP文庫

渡辺和子著「愛をこめて生きる」の中に

「恵み」という章があります。

今日は、その章をを紹介したいと思います。


 


私の母は、決して学歴の高い人ではなかったけれども、

子ども達に人生を生きてゆく上で役に立つことを

たくさん教え、かつ実行した人であった。

「苦労するということは、悪いことじゃない」

などと、折にふれて呟いたり。言いきかせたりして、

子どもたちをいつしか洗脳してしまったのである。

一応洗脳はされたものの、身にふりかかる苦しみとか

ままならぬことを、真に’’ありがたいものだ”と

考えられるようになるまでには、長い年月がかかった。

そして今思うこと。それは”恵み”というものは、

ストレートにありがたいものが与えられることでもあるが、

むしろ、ありがたくないものが、ありがたいと思えることなのでは

なかろうか、ということである。

なぜなら、その暁には、世の中に嫌なもの、

怖いものがそれだけ少なくなるからである。


 


病に罹り、生きる自信をなくしていた十数年前のこと、

一人の方が私に教えてくださった。

「運命というものは冷たいものですが、

摂理は温かいものですよ」

摂理-英語のプロビデンス-には

「配慮して与える」という意味がある。

人智を超える御者が、配慮して与え給うものに

間違いはない、という信頼感こそは、

健康以上の大きな”恵み”なのだとその時に

教えていただいた。

聖書はその信頼の根拠を示してくれている。

「神は、あなたがたを耐えられないような

試練に遭わせることはないばかりか、

試練と同時に、それに耐えられるように、

力も与えてくださる」

母は聖書を読んだことのない人だった。

自分の長く、辛い人生でこの真理を

つかみとっていたのだろう。

これもまた”恵み”である。


 


僕は、この章を読んで、ハッとしました。

僕は最近、初めて人の人間性に失望しました。

この彼との人間関係にずっと悩んできました。

その彼の態度に僕の人として許せないこともあり、

「僕の出会った人の中で、貴方は最低の人です」

というメールまで送っていました。

でも、こんなメールを打つ自分自身が最低だ、

人間として未熟だということも知っていました。

もともと人間関係が壊れたのは、

僕が彼の事を心配して、心配して言った一言を

彼が誤解して受け止め、傷ついた事に起因すると

思っていました。

誤解とはいえ、彼を傷つけたことを悔やんでいました。

その誤解を解くためのチャンスももらえず、

もがけば、もがくほど関係は悪化していく。

そんな自分が嫌で、許して欲しかったし、

苦しんでいました。

でも結果的に関係が悪化したのは、

僕の思っていた、その誤解ではなかった。

彼が僕の言動自体が元から好きでなく

人間性を受け入れられないという事だった。

少し気が楽になった。

僕自身が未熟なのだから仕方がない。

人間簡単には変われない、

僕の人間性をこの歳になって変えることは

不可能に近い。僕は僕だ。

人を傷つけたことを悔やんでいた、

人と人がいがみ合うことは醜い事、

でも、そうではなかった。

相性が合わないのであれば仕方がない事。

これで縁が切れても仕方がないと思った。

そして、でも結果的には

僕の表現力のなさにより

僕の言った別の事が

彼を傷つけていた事も最近知った。

それが事実なら僕は最低の人間です。

でも、どうしようもない状況で

自分の思いが板挟みになって

あんな表現しかできなかった。

この事自体が僕の表現力のなさからくる

別の誤解であった。

人として失望したのは、

彼にではなく、この自分に対してだった。

本心を伝えきれなかった。


 


最後に彼に贈ったメールには

最低と言った事のお詫び、そして

本心として

君は日本一、世界一素晴らしい人と思っている

そう送りました。

何故なら、今は彼に心から感謝しているんです。

彼との人間関係で悩むことで

多くの事を学び、多くの得難い財産を得ることができました。

「恵み」を彼が僕に与えてくれたから・・・。


 


彼と疎遠になってから

彼が参加する会合には声が掛からなくなりました。

彼の人の好き嫌いで僕は排除され、仲間外れになりました。

誤解を与えた表現をした僕が未熟だった。

僕は、この時に自分に人望がないことを知ることが

できました。自分自信が人としての魅力が欠けている

事を知ることができました。

だから、僕は人間としての成長、魅力ある人になるために

努力をしなければならないと強く感じ、今、心に言いきかせています。

彼を傷つけてしまい誤解させてしまった

発言の本意がどうであったか?

人として最低な事を本意で言ったか

言わないかは、僕の日頃の人間性を

みてもらえば、判るはず。

彼が言っていることが真実なのかどうかは

僕の日頃の言動をみてもらえれば

判る人には判るはずです。

僕は沈黙を貫きます。

二人の間の事はベラベラ人に話すことではない。

話す方の人間性が問われることに何故気付かないのだろう。

だれも事実を確認できないのだから・・・。



そして、死ぬほど苦しむ僕を、避けることなく、

こんなに価値のない僕に優しく接してくれる

暖かい友達がいたことを気付かせてくれました。

こんな僕と一緒に泣いてくれる友達がいることを

知ることができました。

医者から痩せろと言われてなかなかできず、

友達との賭けもありましたが、25kg減の

ダイエットを成功させるきっかけの一つにもなりました。

マーカー以外の検査項目はお蔭さまで何も問題なくなりました。

一番問題であった脂肪肝も、まったく問題なくなりました。

前向きに生きろと言ってくれる心からの友達の助言により

まったく違う世界の人との交流の輪を作ることができました。

フードアナリスト,料理検定、

前向きに取り組む心を与えてくれました。


 


だから、

彼という人間との縁は失いましたが、

お蔭で本当に素晴らしいものを得ることができました。

彼に出会わなければ、こんな素晴らしい経験を得る

ことはできませんでした。

彼は、僕に”恵み”を与えてくれたのです。

だから彼は僕にとって

マリア菩薩様だと思っています。

心から感謝!

神様や仏様は沈黙していたのではなく

http://ameblo.jp/yupirokin/entry-11623665419.html

傍らにずっといて下さった。

僕も人を支えられる人になりたい。


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