僕のBlogを読んで下さっている方々は
ご存じの通り、幾度となく登場している
エロ坊主、今東光和尚が好んで使った言葉を
紹介したいと思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131107/20/yupirokin/80/00/j/t02200165_0800060012742001259.jpg?caw=800)
と、その前に今東光和尚について復習。
「お吟さま」で直木賞作家にして、中尊寺貫主まで務めた
大僧正でもあり、自民党参議院議員も務めた。
週間プレーボーイに「極道辻説法」を連載していた。
川端康成の大親友でもある。
女好き、当時の作家番付で絶倫度は横綱、
言葉は乱暴にて、エロ坊主。
でも人情味に溢れ、弱いものに対しては
限りなく、優しい。
瀬戸内寂聴の名付け親でもある。
当時、彼女が出家する時に、
「もう少し歳をとってから・・・」
「もう少し考えてから・・・」
誰もそれを許してくれない中で、
今東光は
「急ぐんだね・・・
お香を焚いてやりなさい、
さあ、この場が清まったから
話してごらん」
そう言って、その場で
出家が決まったそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131107/20/yupirokin/5a/29/j/t02200165_0800060012742001260.jpg?caw=800)
弱いものには限りなく優しい。
パン工場を経営していた人が
ある圧力を掛けられて倒産しそうになり
自殺を考えて相談しに来た時に
帰りがけに、こんな言葉を掛ける。
「おまえに何かあったら、俺が飛んでいってやる!
これからは俺がおまえの後ろ盾になってやる」
この人は、その後大成功をおさめたそうだ。
さて、前置きが長くなったが、
今日の言葉は
「遊戯三昧(ゆげざんまい)」
仏教では
仏や菩薩の境地で遊びに集中すること。
迷いの心にとらわれることなく遊びふけること。
を意味するそうだ。
山の奥深い所でひとり修行をして、
空の境地を悟るのではなく、
世間に居て、さまざまな人と関わり合いながら、
常に空の境地になりきって、自由自在に生きている
と解釈する人もいます。
でも今東光のいう「遊戯三昧」は
「遊んで 遊んで 遊びつくせば、
何かに突き当たって、つかむものがある。
人生とは、何もやらない虚無よりも、
たとえ失敗しても、
傷心の方が
はるかに貴いものなのだ。
空々寂々たる人生なんて、
糞食らえ、と思うべし。 」
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