毎年11月末になると
少々憂鬱に・・・。
年賀状の準備を始めるからだ。
市販の年賀状デザイン集より
組み合わせたり、アレンジして年賀状の
デザインを決める。
作るデザイン数は例年数種類。
ユピロ菌用だけで3種類。
1種類は得意先用。
もう1種類は代理店さんや会社関係。
もう1種はプライベート用だ。
これに寒中お見舞いが追加される。
そしてタピロ菌の友人用も1種類作る。
また親からも頼まれて作ることもある。
結構な手間だが、嫌いではない。
毎年考えるのは、やりだせば
それなりに楽しいからだ。
年賀状を出す枚数は
ユピロ菌で毎年350枚~400枚位。
少しづつ、代理店さんや得意先さんで
定年退職されたりして、
年賀状を出すとかえってご迷惑かなと
思う方の分は減らしているが、
追加される方もあり、
この数年は
あまり枚数に変動がない。
宛名住所は登録しているので
印刷してしまうが、
必ず自筆で一言は添える。
なので結構な負担ではある。
( ↑上記は年賀状の一部分。 デザインは市販デザイン集より
引用しているので、著作権の問題もあり、ご容赦願います。)
でもユピロ菌は、この年賀状をとても
大切にしている。
最近は電子メールで新年の挨拶というのも
多いらしいが、
年賀状には年賀状の良さがある。
1年間一度も、いや数年間一度も
会わなくても、
この年賀状だけで関係が結びついている。
ユピロ菌が東京本社にいた時に
一緒に仕事をしていた代理店の方がいる。
ユピロ菌が大阪に転勤してから
数年一度も会うこともなく、話すこともなく、
ただ年賀状だけの遣り取りだけ・・・。
数年後、彼は関西に転勤してきた。
すぐに昔のように、気心の知れた仕事ができた。
これは年賀状の力だと、ユピロ菌は思っている。
たった50円の1枚の年賀状、
これだけで1年に一度、
自分を思い出してもらう。
この1枚で気持ちが結ばれていたら、
すごく安いものだ。
電子メールではダメだ。
紙という媒体を通じているから
素晴しいんだ。
暖かみがあり、気持ちを伝えてくれる。
紙は鋭くて、そして優しい。
紙で手指を切ると
カッターより鋭く切れる。
でも紙は暖かい。
浮浪者の方が、服の中に
新聞紙を入れているのを
子供の頃、見たことがある。
服とお腹の間に
新聞紙を挟んでみると
暖かくなってくるはずだ。
紙は鋭くて、そして優しい。
ユピロ菌は、そんな人間になりたい。