メモ以前高校生におこなった授業のあといただいた感想の抜粋をご紹介しています。
昨日の生徒さんからのお手紙に対する私の感想です。

8クラス、1学年全体の、300人規模の高校2年生を前に、
みんな一生懸命に床の上でメモを取ってくれている中で

私は、誰かからそれについての回答を求めるでもなく、
授業の最後のまとめの中で一方的に投げかけた、
というか、1人ごとのように語りかけた、いくつかの言葉。


昨日ご紹介した生徒さんは、その私の問いかけがとても深く印象に残り、

自分の胸にじっくり問いかけてくれたようでした。


その答えは、どこをどう見るかによっても
「YES」という人もいるでしょうし、「NO」と言う人もいると思います。
「人の助けがないと生きていけないのは障害者だけなのか」、
「障害者の悩みは、健常者には無関係なのか」
そこは、私は「NO」と言ってもらいたい前提でお話し、
その回答から、
「障害者は、特別な存在でしょうか」
という問いかけにも、NOと感じてもらえたらいいなとは思っています。
でも、人はみんな1人1人違って、誰もが他の人とは違う特別な存在であり、
ということをベースで考えたり、または、
簡単な誰でもその場で出来る助け合いだけでは済まない、
日常生活で専門的なケアやサポートも必要な障害も多いという点を大きくとらえれば、
特別な存在だと断言する高校生も、たくさんいるかなと思います。


また、学校や外出時に街中でも、

実際に存在している数よりも
圧倒的に出逢い関わりを持つことが少ない環境でお互いに生きているという意味で
社会全体の中で、どうしても特別な存在という見方をされてしまいます。
そんな中でも、この生徒さんが敏感にキャッチしてくれた
「特別視するべき存在として意識しないようにしたい」
という気づきは、すごくうれしく思いました。


「この人だって、自分と同じように、特別視されて距離をおかれるのはかなしい、
と思う気持ちは同じはず」
という想いで、
「何か特別に気をつけた方がいいことやこちらが出来る手助けはある?」
と確認し、そのリクエストを踏まえて接するのであれば、
それは特別扱いではないし、する方もされる方も、
特別視という壁や膜はない付き合いになるのではないかなと考えます。


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