ラブレター以前高校生におこなった授業のあといただいた感想の抜粋をご紹介しています。
昨日の生徒さんからのお手紙に対する私の感想です。

障害がある人に対しては、自分とは違うところしかない、
と思っていた生徒さんが、
「自分と同じところも違うところもある、同じ人間なんだ」、
と感じられるようになってくれたことは、
聞いてくれた人たちにそれに気づいてほしい、と思いお話していた私にとっては
一番もらってうれしい感想のひとつです。


“みんな違う”それでいい。
 

その事実や考えも間違いなく正しいことですが
単一民族の島国で、違いをよしとして受け入れる教育は
小さい頃から学校や家庭で受けられていない環境の私たちです。
その「みんな違ってよい」ことを感覚的にすんなり受け入れ
心からそう思えるのは、言われたら誰でも簡単にできることではないのでは、
と思っています。
授業や市民講座では、私も
障害がある人たちもない人たちも、1人1人みんな違う、
ということも必ずお伝えしていますが、それは
「障害者は、と、ひとくくりにして考え人に接してほしくない」
ということの根拠としてお話しています。
 

私は、人の「違いを認める力」よりも「共感する力」を借りて
私の伝えたいことを理解してもらう方が

自分にはやりやすく、そして自分が話を聞く立場でも、その方がピンと来やすい、

と考え、お話の内容や言い方を選んでいます。
 

“みんな同じ”自分もそうだ。
 

と思えれば、その相手に対して「もし自分だったら」という想像ができます。
どうされたらいやだろう、どうされたらうれしいだろう、
それをヒントにして、相手にかける言葉や行動を選べます。


だから私は、


「人から差別されたり無視されたらかなしい。
孤独はつらい。
自分の身体などの特性を“OK!そうなんだね”と
受け入れてもらえたらうれしい。
理解したい、と思ってもらえたら、それだけでうれしい。
そう感じる気持ちは、世界中どんな人でも同じ」


ということは、どんなリクエストの講座でもお話することにしています。


今の、より短いメッセージやスタンプも駆使して
スマホの画面上でポンポンとコミュニケーションを取る習慣の高校生から
「言葉で伝える」ということを大事にしている、という言葉が聞けたのも

とてもうれしいお手紙でした。
きちんと言葉で伝え、相手の気持ちもきちんと確認し、
障害がある人たちと出逢ったときも友人になれているといいな
と思います。


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月曜に高校生からのお手紙、翌日に私のそれに対しての感想、
そのあと一日お休みして木曜にお手紙、金曜に私の感想、
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