クローバー1年半前に、腺腫という、将来的に悪性に変化しがちな
大腸のポリープを切除し「また出来ると思うので1年後に検査を」
と言われていたものの海外赴任になった夫について来てしまった私が、
異国で大腸の内視鏡検査を受けた体験をレポートしています。
海外の医療事情のご紹介ではなく、大腸の内視鏡を受ける前の
下剤との格闘について少しでも皆様の参考になればと思い
投稿しています。

メモ注射器のお尻が押されて薬が手首から入っていく様子を見ていると、
すぐに鼻に充てられたチューブから強い薬品臭がして、
喉もザラッとした瞬間、スイッチを切ったように意識を失いました。


不眠症の私としては、麻酔して手術を受けるたびに
「毎晩こんな風に、一瞬でパチッとスイッチオフで深く眠れたらいいのになぁ」
と、落ちる瞬間に考えたりします。
それにしても、ハイ!ここから!というタイミングでストンと気を失い、
限られた時間だけ何をされようが痛みを感じることなく目を覚まさず、
終わったら起こされて戻って来るって、
麻酔って本当に本当に不思議で、本当に本当にありがたい。
目覚めないとか、後遺症が残ることもある怖いものではあるけれど、
これを研究して生み出してくれた方たちのおかげで、
たくさんの検査や治療ができるんですよね。


目が覚めたので、あ、終わったんだなとわかりました。
「ゆうこさーん。大丈夫~?」
と、通訳さんの声が聞こえます。
目の前にいる看護師さんに手を借りて身体を起こし、ベッドから降りました。
(ストレッチャーは結構高くて、座っても私の足は床につかない)
そしてすぐ近くのソファーに通訳さんと並んで座った瞬間に、
「少し腸内に便は残っていたみたいですが、

今回はちゃんと腸壁が見えたそうですよ。
それで、4ミリのポリープが見つかって、検査中に取ったそうです。
検査できてよかったですねぇ。よく頑張りました」
と、すごく褒めてくれました。

2週間前に下剤をぜんぜん飲むことができず、

検査ができなかった経験を経て、私の意識は
「腸内にまたポリープができていたらどうしよう」

とか、
「それを組織検査して悪性だったら…」

とかいう心配よりも
「下剤をしっかり飲んでちゃんと出して、検査をしてもらえるかどうか」
が最大の目標であり、心配事になってしまっていたので、
「わあ!検査できた!!ポリープも取ってもらった!!」
というよろこびと満足感で
「そうなんですね!よかった」
と言っていました。


組織検査の結果は2週間後だという話でした。


足あと平日1日おきに投稿しています。
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