手紙以前高校生におこなった授業のあと
いただいた感想の抜粋をご紹介しています。

メモ昨日の生徒さんからのお手紙に対する私の感想です。

足が悪く、歩いているだけで周りに見られる彼女を
この生徒さんも「かわいそう」と思って見ているだけだったけど
雨の日に荷物が多い姿に「助けるのは今日がぴったり」と思って話しかけ
一緒に学校に行った、というエピソード、とても素敵ですよね。
傍観しているだけの自分はいやだ、と、
ずっと荷物を持つのを手伝ってあげる「チャンス」を、
話しかけてみるチャンスを待っていたのでしょう。


そのあと「いつも元気をくれました」とあるので
声をかけた日をきっかけに、相手の子が卒業するまでは
それ以来見かけたらよく一緒に学校に通うようになったのかな、
と想像しました。
それまではたった1人でいろいろな人に見られたり子どもたちにも笑われながら
坂道をのぼっていた通学路。
でも、一緒にたのしく話しながら学校に迎える相手ができたのは
彼女も本当にうれしかったと思います。
気にしないふりをして歩いていても、1人で歩くときと、誰かと一緒のときは
私はぜんぜん違います。


見た目で「かわいそう」と思っていた方が、話してみると明るくて強い人だった、
というパターン(それでも、ご本人には確かに、簡単に口にできないとてもつらいことや
ドロドロした気持ちも絶対あるはずですが)と同じように
見た目が「この人はなんの悩みもないしあわせな人だろうな」と誰もが思うような
キラキラしている人でも、話を聞いてみたら
壮絶な苦労をしていたり何かのきっかけで自己肯定感がとても低い方だった、
というパターンもあるでしょう。
見て「こういう人だろう」と思ってしまいがちな人を見たときに、
「本当はそうじゃないかも」という意識よりは
「どういう人なのかは話してみないとわからない。
そして、人にはいろいろな側面がある」
ということを意識して、まっさらな状態でかかわるということが大事なのかな、
と思っています。

ヒマワリ来月から2か月間、夏休みにいたしますヒマワリ

もみじ秋にまたお会いしましょうもみじ


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