手紙以前高校生におこなった授業のあと
いただいた感想の抜粋をご紹介しています。

メモ昨日の生徒さんからのお手紙に対する私の感想です。

授業での話…たぶん、私が友人や主人と一緒に買い物をしたり
何かの商品や契約の説明を受けたりするときに、
私の方は一切見ずに隣にいる友人や主人にだけ話しかける店員さんも結構いる、
というエピソードのあたりでなのかもしれないですが、
私の話を聞いて、自分が普段、同じマンションに住む親子に会って挨拶するときに
障害がある息子さんのバギーを押すお母さんの方にしか声をかけていなかった、
ということに気づいた、とあり、
すごく深く耳と心を傾けて聞いてくれていたんだな、と感激しました。
「大人になって仕事するようになったらそうしないようにしよう」
で終わるのではなく、聞きながら
「自分も、同じようなことをしているかも」
と、今の自分に落とし込んで考えつくというのはすごいと思ったのです。


次回また会ったら男の子の方にも挨拶をしようと思った、
と書いてあったのですが、その変化はきっとその男の子とお母さんにも
とてもうれしく届いているのでは、と想像します。
障害がない方たち同士では、知り合いにばったり会って挨拶するときに
相手の方がどなたかと2人で一緒にいる場合、
そちらの方にも会釈したりして、脇にいる人のことを完全無視するということはしないと思うので
知り合いが一緒にいる人が障害がある人だとわかっても、
その人にも同じようにさらっと挨拶の目や言葉を平等にかけられるといいな
と思います。
隣にいる人にも挨拶する、それはとても簡単なことだと思っています。


彼女のお手紙には、とても素敵な言葉がたくさんありました。
「すべての人が、かけがえのない命を燃やせる世界がいい」
「人間誰しも、時間と場所は神様から与えられた、唯一のものを持っている」
「時間は有限で変えることは難しいけれど、
場所は、その人の望む環境にすれば一瞬にして、
“ただ自分が存在しているところ”から“自分の居場所”になる」
「誰もが自分の幸せになれる居場所をたくさん作れる世界がいい」
「友だちにペン貸してと言われて当たり前のようにペンを貸せるように、
当たり前のように偏見のない色鮮やかな世の中にできたら」
これらを高校生が真剣に書いてくれたのを読んでいるだけで、
すでに私は色鮮やかな明るい世界を垣間見れた気がします。


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